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メ「そんなことより、今は捜査の方が先決でしょ」
諸「仏の身元は」
猫「はい」
キ「被害者の名前は、五十嵐匠45歳
この塾の経営者です」
猫「死因は」
リ「おそらく、頸動脈切断による出血性のショック死です」
諸「死亡推定時刻」
猫田さんはキュウに言うのを譲ったけど、譲り返された
諸「何確認してんだ、馬鹿」
猫「すいません
死後硬直から推定して、夜10時から11時の間とのことです」
カ「非常階段の出入り口は内側から鍵がかかってた
残る出入り口は通用口だけ」
諸「その時間帯警備員は?」
猫「ビルの見回りをしていたそうです」
メ「じゃあエレベーターの防犯カメラをチェックしてみたら?
ね、猫田さん」
猫「にゃーるほどー」
諸「何を納得してるんだ
お前にはデカのプライドってもんがないのか」
リ「ちょっと気になることがあるんですけど」
諸「にゃんだ??」
リュウはさっきカズマが撮った写真を諸星さんに見せた
リ「死体の上の陶器の欠片を見てください
血しぶきを浴びたように血だらけです
完全に心臓が止まった後なら派手に血が飛ぶことはありません
つまり、被害者は生きてはいたけど、動けない状態だったんじゃないでしょうか」
『じゃあ、睡眠薬か何かで眠らされてたとか?』
リ「おそらく…」
諸「何のために」
リ「それはこれから調べます」
諸「いやいい調べなくて」
「諸星警部
ちょっと」
二人は他の刑事さんに呼ばれて部屋を出た
メ「花瓶と燭台本棚の上にあったんだ」
キ「何であんな上に置いてあった物が落ちてんだろ」
メ「犯人ともみ合った時に落ちたんじゃないの??」
キ「ほら、このガラスの置き物
あんな遠くに置いてあんのに、何でこんなとこに粉々になって落ちてんの」
猫「大変です!
諸星さん、所轄の値域から連絡がありました
この塾の生徒がまた行方不明になってるそうです」
諸「名前は」
猫「牧野大輔、15歳です」
キ・メ「え!?」
次の日…
リュウと私は竹山くんに会いに公園に来ていた
そこで彼は自分の描いた絵を黒く塗りつぶしていた
リ「絵にはその人の心が描かれるっていうよね
その絵には…不安に押しつぶされそうな君の心が溢れてる」
竹「…」
リ「記憶を無くしたっていうのも嘘なんじゃないの?」
竹「!」
『ちょっとリュウ』
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作者名:はるぷー。 | 作成日時:2017年1月6日 22時