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Episode38 ページ38

セルティさんは何度も引き止めてくれたが、原因である私がいつまでも甘えていてはいけないと思いバイクで家の近くまで送ってもらった。


≪本当に大丈夫なのか?≫

今日で5回目くらいのその言葉はPDAに打ち込まれていた


貴「はい。ありがとうございました」

≪さっき教えたのが私の番号だ。なにかあったらすぐに連絡してくれ≫


家を出る前に小さなメモに書かれた電話番号。
私はそれをなくなさいようにポケットにいれていた。


貴「ありがとうございます。それじゃあ・・・」


一礼をしてセルティさんに背を向けすぐそこの家まで歩く。

征くんはまだ家にいるのかな。
だけど学校もあるしもう帰っているかもしれない。

もし家にいなかったら電話してみよう・・・


玄関を目の前にするとやっぱり怖くなってしまう。

さっきまでは、話せば分かると思っていたけど本当にそうだろうか?
悪いのは私。なにを話せばいいんだろう?征くんからしたらどれもいい訳だ。


開けようと手を掛けてもその手に力入らない。

いま戻れば殺されてしまうかもしれない。
そうなったらもう助けを呼ぶことはできない。



貴「・・・っ!」

どれくらいそこで考えていたのかは分からないけど突然肩を叩かれた。
反射的にすぐ振り向いてしまった。

そこにはいつも通りと言ってもいいくらい同じ笑いをした折原さんがいた。


臨「新羅の家に行かなくて正解だったよ」

貴「・・・折原さん。驚かさないでください」

臨「呼び方戻ってるけど?」

貴「それは・・・あの時は・・・」


もう死ぬと思ったからなんて言えるわけがない


臨「まぁ、それは今度でいいや。安心して入りなよ。彼はもう京都に帰ったからさ」


そう言って、まるで自分の家のように扉を開けて入っていく折原さんの後に着いていく。

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設定タグ:黒子のバスケ , 折原臨也 , 赤司征十郎   
作品ジャンル:アニメ
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まっつん - あ、赤司くんが怖い… (2015年10月27日 11時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
モコナ - とってもとっても面白いです!! (2015年4月21日 22時) (レス) id: 9dabbf369b (このIDを非表示/違反報告)
- よかった、臨也助けてくれた (2015年4月21日 7時) (レス) id: 7f691d36e2 (このIDを非表示/違反報告)
ころもっち(プロフ) - Yumiriさん» ありがとうございます!両方書いてみようかなo(`ω´ )oだけどまだ終わらせたくないのでこれからもよろしくお願いします♪♪ (2015年4月19日 16時) (レス) id: ed191ff16b (このIDを非表示/違反報告)
ころもっち(プロフ) - モコナさん» 平和島さん・・・( °_° )書けるか分からないけど落ち着いたら挑戦してみますo(`ω´ )o (2015年4月19日 16時) (レス) id: ed191ff16b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ころもっち | 作成日時:2015年4月16日 22時

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