母さん ページ16
一つの大きな屋敷
そこには、先程姿を消したAと使い魔たちがいた。
皆本来の大きさとなり、屋敷の中へ入って行く。
アルト｢A様、おかえりなさいませ｣
アルトはAの幼馴染であり召使いである。
アルト｢奥様は奥のお部屋でお待ちです。｣
アルトがそう告げるとAは少し怯えた表情をするもすぐに戻し、｢分かった。ありがとう｣とアルトに告げ、母の待つ部屋へと向かい消えていった。
その背中を見守ることしか出来ないアルト、グレイ、使い魔たちは辛そうな表情のまま、扉の前で待つ。
ーーーーーーーーーーーー
扉を開くと、椅子に腰掛けた母がいた。
『ただいま戻りました。母さん』
Aは小さくそう言った。
母コーデリアはAの方を見て
コー｢戻ったのね。で、賢者の石は手に入れられた？｣
おかえりなんて返ってこない。
『そ、それが....賢者の石はダンブルドア校長の手によって破壊されてしまいました....』
その言葉を聞くと同時に
コー｢....ねぇA、私はなんて言って貴方をホグワーツへ行かせた？｣
『必ず、賢者の石を手に入れて来い....』
コー｢そう。どうして手ぶらで帰ってきたの？....A、お仕置きよ。｣
『はい....』
コーデリアは立ち上がりアンリに魔法で傷をつける
杖が光ると体に痛みが走る
『っ！！』
コー｢どうして言われたことがまともにできないの？｣
『ごめんなさい....』
ーーーーーーーーーーーー
扉の隙間から何度も魔法が放たれているのが分かる
『ごめんなさい....！！ごめんなさい！』
Aの声が使い魔たちの耳に響く。
グレイ｢なんで！！何でだよ！
お嬢は頑張ってるじゃねぇか！！！
なんでお嬢が傷つかなきゃいけねぇんだよ！！｣
グレイは誰よりもAと一緒に居た。
一番側で彼女の頑張りを見てきた。
ファル｢グレイ....あたいたちが悔やんでもAは救えないんだよ！
グレイが悔しいのも辛いのも分かるよ？
それはみんな一緒なんだ！｣
フォル｢ファルの言う通りだぜ、グレイ。
俺達だって悔しいし辛い。
だがな、一番悔しくて辛いのはAなんだ。｣
グレイを宥めるファルカとフォルカ。
みんな近くでAを見守ってきたんだ。
辛くないものなどいるわけが無い。
だが、今の彼等にはAが部屋から出てくるのを待つことしか出来ないのだった....
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サラ** - ありがとうございます！頑張って下さい！ (2017年10月22日 13時) (
レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
杏虎(プロフ) - サラ**さん» サラさん！読んでくださりありがとうございます！！双子カッコイイですよね！もっと多く出していこうと思っています！更新頑張ります！ (2017年10月22日 12時) (レス) id: 3f2f9e3a85 (このIDを非表示/違反報告)
サラ** - 杏虎さん！はじめまして！小説読みました！私双子大好きです！続き楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2017年10月22日 9時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏虎 | 作成日時：2017年9月17日 23時
