うまく行かない（アズールside） ページ7
「……しかたありませんね。」
「「！？」」
僕は契約で奪ったどんなものも浮遊させ自由に操るユニーク魔法を用いてユウさん達を浮かせた
「建設的な話し合いができればと思いましたがもういいです。ラドルさんのことはこちらでなんとかしますから。お引取りを。」
「ちょ、まっ！」
僕は間髪入れずユウさん達をVIPルームから追い出すと鍵を締めた
強力な施錠魔法と防御壁も合わせたのでフロイドでも破壊はできない
これでユウさん達とは交渉決裂だ
結局は自分達の汚点は自分達で綺麗にしなくてはならないようだ
そして今に至る
紅茶を啜りながら椅子によりかかり手で頭を冷やしつつ、僕はジェイドに紅茶のおかわりを頼んでから再びため息をついた
どうも最近うまく行かない
今までは全部予想通りにことが進んでいたというのに
それにユウさん達のあの言葉……
【ラドル君のことを、大切な後輩とか言いつつ結局は都合のいい道具としか見てないじゃないですか】
道具だなんて……そんな事は思っていなかった
少なくとも他のイソギンチャクさん達とは比べ物にならない位破格の条件で、あくまでも対等に接してきた筈だ
【もしもラドルくんの事を本当に思っているならどうして彼を契約で縛ったんですか】
もう一人のラドルさんとの契約があったから仕方なかった
それにこっちだってちゃんと対策は考えていた
それなのにいつまでたってももう一人のラドルさんが現れてくれないから……
頭を抱え、机に項垂れる
今になってもユウさん達のあの目が忘れられない
まるで悪党でも見ているような瞳
そんな目は今まで沢山向けられてきたはずなのになぜ僕はこんなにも動揺している？
「あぁくそ！こっちの気も知らないで好き勝手言いやがって……！」
苛立ちに拳を握りしめているとふと携帯が鳴った
「こんな時間に誰から……ヴィルさん……？」
意外な相手に僕は首を傾げる
つい最近化粧品の引き渡しはしたばかりだからまだ追加注文には早すぎる
まさか品に不備があってそのクレームが？
恐る恐る電話を取るも聞こえてきた声は意外にも落ち着いた声だった
「アズール、こんな夜更けにごめんなさいね。今いいかしら？」
「これはこれはヴィルさん。いつもご贔屓にしていただき誠にありがとうございます。大丈夫ですよ、ご要件は？」
「それは良かった。こちらとしても言いたいことが山ほどあったのだけれど、時間を無駄にしたくないから単刀直入に言うわ。」
途端、今までの柔らかな対応が嘘のように変わり、まるで氷のような声音でヴィルさんは続けた
毒を以て毒を制す（アズールside）→←決裂（アズールside）
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あんかけうどん(プロフ) - タイミーさん» ありがとうございます！ファンアート大歓迎でございます！ぜひぜひ描いてくださいまし！ (6月20日 23時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 後失礼ながら私ラドル君の見た目とても気に入ってしまったので描いても良いですか？ダメでしたらすみません💦 (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 最新話まで追いつきました‼︎続きとても気になります‼︎無理せずに頑張って下さい(*´∀｀*) (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - TRIXIEさん» ありがとうございます！これからどんどん転落していくのでかわいそかわいいラドルくんをどうぞよろしくお願いします！ (5月28日 15時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 続きが出ている...!有難うございます!貴方様の動かすランドールと夢主が大好きです! (5月28日 14時) (レス) @page15 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
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