急募:扉の前で倒れてる場合の対処法 ページ50
「くぁ〜ぁ……はぁ……起きるかぁ……」
『メイクはきちんとしろよぉ。』
「わかってるって。」
翌朝
僕は重い体に鞭打ってドレッサーに向かう
今日は修了式
それさえ終わらせてしまえば一ヶ月そこらは安寧が約束されている
寮長達はともかくジャック達とははち合わないだろう
魔法で服を整えながら僕は口にミルワームを打ち込んだ
「うん、誰にも見られてないぶん心置きなく食えるのはいいね。やっぱ昆虫食最高だ。」
見た目は最悪だけど栄養満点
いつもは寮で用意された物だったけど、普段と違う分何だか特別な感じがして更に美味しかった
「さてと、そろそろ行こう。」
身支度を整えると僕は小屋の扉を開けた
……のだが
「……」
バタン
僕は開けてから即座に扉を締めた
そして深呼吸をする
えぇっと、今のは幻覚かな
なんか、人が倒れてる様にが見えた気がしたんだけど……
よし、もう一度
「……。」
バタン
今度は目を閉じてゆっくり開くという工程を3回繰り返した
……うん、ダメだ、やっぱり見える
なんで？？？
「ランドール、君本当は体乗っ取れるんじゃないの？」
『俺のせいにすんなよ！乗っ取れないのは本当だし、仮に乗っ取れたとして疲れ果ててるお前の体で出歩くほど鬼畜じゃねーよ。』
「じゃあなんで小屋の前でシルバー先輩が倒れてるのさ！」
『知るかよ！』
外に倒れていたのはシルバー先輩だった
こんな早朝にいったい何故！？
もう一度開くもやっぱりいたので仕方なく僕は恐る恐る声をかけた
「あ、あの大丈夫ですか？生きてますか？死んでませんか？」
『いやお前もっと言い方ってもんがあんだろ。』
「う、うるさいなぁ……！」
息があるかだけ確認してみるもどうやら寝ているだけの様だった
よ、よかった、生きてる……
「息はある、取り敢えず一安心……って良くない！」
ど、どうしよう
このまま放っておくわけにもいかないし……
あたふたしていると次の瞬間バチッと目がかっぴらいたかと思うとガバッとシルバー先輩が起き上がった
「『ギャー！？』」
二人して何とも情けない声をあげてビビる中、シルバー先輩はキョトンとした顔をして僕を見た
「ラドル……か？こんな所で何をしてるんだ。」
「何をしてるんだはこっちの台詞ですよ！小屋の前で倒れてたんですよ！？何ですか？まさか奇襲でも食らって……！？」
シルバー先輩は普段ドラコニア先輩の護衛をしてるって聞くし、何かトラブルがあったとしてもおかしくない
ハッ、まさか他国からの暗殺者が来たとか！？
そんな事を考えているとシルバー先輩は淡々と言った
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あんかけうどん(プロフ) - タイミーさん» ありがとうございます！ファンアート大歓迎でございます！ぜひぜひ描いてくださいまし！ (6月20日 23時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 後失礼ながら私ラドル君の見た目とても気に入ってしまったので描いても良いですか？ダメでしたらすみません💦 (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
タイミー(プロフ) - 最新話まで追いつきました‼︎続きとても気になります‼︎無理せずに頑張って下さい(*´∀｀*) (6月20日 23時) (レス) id: 908dc4d734 (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - TRIXIEさん» ありがとうございます！これからどんどん転落していくのでかわいそかわいいラドルくんをどうぞよろしくお願いします！ (5月28日 15時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 続きが出ている...!有難うございます!貴方様の動かすランドールと夢主が大好きです! (5月28日 14時) (レス) @page15 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
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