忘れ去られた九番目“虚構”

美少女ちゃん ページ28

やっべ面倒な事になると思ってこっそり出てきたのに来ちゃったッスよこの天使ちゃんめ!

リヒト「ん、何だ…?ストーカーでもしてんのか?」

ロウレス「違うッス」

俺を犯罪者扱いしないでほしいッス。

あと可愛いペットを踏まないでほしいッス。

ロウレス「痛いッス…ってアレ?リヒたん??」

振り返るとリヒたんがいなくなっていた。

もう、気まぐれ天使ちゃんなんスから…。

気を取り直して再び観察を開始。

…あ?

ロウレス「リ、リリリヒたんっ…!?」

美少女ちゃんの方にリヒたんが!

一応その子の敵は俺らサーヴァンプなんスよ?!
まさか城田真昼と兄さんの説明聞いてなかったんスか、一番近くにいたのに!メールも見せたッスよね!!というか見てたッスか?!

リヒト「何してるんだ?」

A「んぇ?」

んぇ?とか可愛すぎるんじゃないッスか?

こんな可愛すぎる妹が俺らを襲いに掛かるなんて…

リヒト「何してるんだ?」

A「…あ〜…猫ちゃん取って、ます…」

猫ちゃんとか可愛すぎるッスよ!

あと、何か気まずそうッスね…

リヒト「退け」

リヒたんジャンプ()で猫を取ってやった。

リヒト「可愛いな…」

リヒたんってば、猫をもふもふ撫でいつも通り始める。

リヒト「猫さん、ピアノは好きか?」

A「ピアノ…?」

リヒト「そうだ、俺はピアニストだからな」

ズルいッスリヒたん、俺より先に美少女ちゃんと仲良くなるなんて…

じゃないッス!!観察観察!って何を観察するんスかね美少女ちゃんの何を!









〜続く〜

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