2話 親友の好きな人 ページ3
図書室と比較的、寒い廊下を出て、暑過ぎではないが、生ぬるい教室に入る。
如何にも、人がいっぱいで暑い部屋、という感じ、私にとって嫌いな部屋だ。
「A〜どこに行ってたのー?」
教室に入った途端、前川 李乃ちゃんと言う、こんな不思議な私に仲良くしてくれる唯一の友達である子が話し掛けてきた。
『んー?図書室ー』
「またかよ!本当、好きだねー」
『図書室を馬鹿にするとは!貴様、何故!!』
と、ちょっとふざけて言ってみると、李乃は「ハッハッ!!貴様、私を知らぬのか?!私は泣く子も黙る、前川李乃様であるぞ!!!」と、一緒にふざけてくれた。
こうやって李乃と、話しているのが私にとって幸せなのだ。
そんな、李乃には好きな人がいるらしい。
やはり、私と違って青春を生きる子……侮れないわ………←
と、そんなおふざけはさておき、李乃が恋している男の子は…………
「きゃー!!東堂君!!こっち向いてぇー!!」
「東堂君かっこいい!!」
私達が話している、教室の外の廊下から、黄色い声が響き渡った。
それは、李乃が好きな人のファンの人達みたいだ。
そんな黄色い声がどんどん近付いていくと、黄色い声を浴びている張本人が私達の教室に入ってきた。
そう、黄色い声を浴びている張本人こそ、李乃の好きな人、東堂尽八君なのだ。
74人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
獅羇(プロフ) - 更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2014年5月27日 17時) (レス) id: 3f52f24566 (このIDを非表示/違反報告)
八王子ことり - 荒北さんカッコいいです!更新頑張って下さい! (2014年3月15日 21時) (レス) id: 257aaf4877 (このIDを非表示/違反報告)
菴火 - あれ、久しぶりに占ツク来たら……弱ペダ関連作品が………50以上になってる……Fooooooooo!!(((すげぇ!!つい何々月前までは、作品3作しかなかったのに!?弱ペダ布教成功かぁ!?←作品が増えて嬉しいことです(泣) (2014年1月4日 22時) (レス) id: af7760a29a (このIDを非表示/違反報告)
菴火 - M@さん» 応援ありがとうございます!!受験が間近になってきたので、更新はノロノロですが、よろしくお願いします!! (2013年12月27日 23時) (レス) id: af7760a29a (このIDを非表示/違反報告)
M@(プロフ) - この小説好きです!更新頑張って下さい!! (2013年12月25日 17時) (レス) id: 179a933206 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菴火 | 作成日時:2013年12月8日 23時