【弱虫ペダル】ジュリアンの花火が咲き乱れる時【短編集】

この気持ちが、はじけて　東堂　男主 ページ10

※オクビョウな君への続編※
※BのL要素あり※



東堂が好きな人にふられてから、一週間がたった。
そして、その日から俺の心には黒い霧がかかっていた。

(ああ………うざったい…………)

なんなんだ？この心のもやもや感……
こういう時は、自転車部のおかんである荒北さんに聞きに行こう。
「で？その日からァ、心がもやもやするとォ？」
『おうよーなんなんだろうねー』
「うわぁー引く………」
『何でだよ！！！』
部活の終わりにて。自転車部の部室で、荒北に相談してみたらドン引きされてしまった。
なんだよ！こっちは、真剣に考えてるのに！！
「はァ……普通分かるだろ……お前…」
『分かんないから聞いてんだろ！？教えてくれたっていいじゃねぇか！！！』
「そんな態度じゃ教えネェ」と、言われたので、その場で土下座して頼んだ。
「ハァ………お前なァ………






………東堂の事好きになったな」



(……好き……？)
『あはは！！そりゃ、友達としては好きだぞ！！大好きだぞ！！』
「違ぇよ！！恋愛感情としてだヨ」
(恋愛感情………？)
一瞬、思考が停止した。
そして、すぐハッと意識が戻り盛大に叫ぶと、荒北に「っせぇ！！！」と言われた。
『お、お、お、俺……東堂のこと好きになっちまったのか！？』
「そーだなァ」
『………マジかぁ…………』



でも、何故か否定出来ないって事は……





……………本当に好きなんだな…………




END……!!

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