【弱虫ペダル】ジュリアンの花火が咲き乱れる時【短編集】

えっーと、駄目ですよね……(苦笑　巻島　ゆーな様リク ページ15

『裕介ー？』
「…………」
『ゆーうーすーけぇぇーーー！！！』
「…………」
何回、彼氏である巻島裕介の名前を呼んだだろう。
今日は、裕介が所属している自転車部がお休みで、裕介の家に遊びに来たというのに…………家に来たのはいいんだが、裕介は自分のベッドでグラビアを読んでるという事態が発生している。
実の彼女を置いてグラビアを見るとは……Aちゃん激おこぷんぷん丸ですよ！！
『ねぇー裕介暇だよー！！』
「……だったら帰るっショ」
うわぁ、今私酷い事言われたよね。帰れですって！帰れ！マジ泣きすんぞ、コノヤロー！！←
だが、泣いたって駄目だ、だと言っても、言う事を聞いて帰っても駄目だ。
これは……無理やりでも、構ってもらうぞ………！！
『裕介だーい好きー！！』
と言いながら、裕介が寝転がっているベッドにダイブした。
だが、普通だったら私が裕介の上に乗っている図になっている筈だ。
うん。絶対そうだ。
なのに、私の目に映るのは裕介の不敵な笑みと、真っ白な天井だけだった。
そう俗に言う、押し倒しというものなのか…………
『え、えっ！？えぇぇぇ！？』
「Aっち暇なんでショ？だったら、これから遊ぶっショ…………」
と言った裕介はニヤリと笑った。
そして、私の頬にタラリと、汗が流れた。




END………!!
ゆーなさんリクエストありがとうございます！！
えっと、巻島の口調ってこんなんでしたよね………www

菴火誕生日企画！！→←意気地無し彼氏　東堂　不動晴里様リク

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