【弱虫ペダル】ジュリアンの花火が咲き乱れる時【短編集】

楽しみに待ってるから　東堂　男主 ページ11

※この気持ちが、はじけての夢主で、番外編※
※BのL要素あり※



「Aー！！」
朝の教室。うとうとと、睡魔と戦っていた俺は、親友であり片思いの東堂尽八の声によって、睡魔に勝てた。
『どうしたーー？』
まだ眠たい目をこすりながら東堂を見ると、キラキラとした子供みたいな無邪気な目をしていて、手にはお菓子の箱を持っていた。
「A！！ポッキー食べるぞ！！」
『何故に？』
「何を言っている！！今日はポッキーの日だぞ！！」
あーあれか、お菓子メーカーがお菓子を売るために作った、へんてこな行事か。
そして、そんなへんてこな行事につられた、女々しい東堂。
うん。可愛い。←
俺が笑みをこぼしていると、東堂が不思議そうな顔していた。
「てことで！ほら、一袋をAにやろう！！」
東堂は手に持っていたポッキーの箱を開け、二袋ある中の一つの袋を、俺の目の前に差し出した。

だがな、俺は…………

『ワリィ、俺甘いもん無理なんだわ』
「えー！！」
ポッキーの袋を持ちながら、声を荒げる東堂。
そんな東堂に「はは、俺はいいから一人で食えよ」と、ニカッと笑いながら言うと、「…まぁ、それならしょうがないな……」と言って、ポッキーの袋を開け、ポリポリと食べ始めた。
小動物みたいでかわいいな…ちくしょー！
甘い物が嫌いな俺に恨む。一生恨む。
なんて、思っているといい事を思いついた。
『東堂』
「ん？なんd((んん！？」



『にひひ、ごちそうさん』



俺のいい考えとは、東堂が食わえてるポッキーの持ち手、甘いチョコが付いてない所を食べる事。
そして、今さっき人が多い教室で、実行したのだ。
「……A！！何をするんだぁぁ！！」
『ギャハハ！！悪かったって！！！』



これぐらいの甘さなら、食えるな……



END………!!
^^

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