主人公の愛しい人たち ページ28
「て言うことで理事になったよ」
「……あ、はい」
機嫌がいいレギュラスを見ながら、Aは少し哀れみの目を彼に向ける。
レギュラス様はいつだってマジイケメンすぎるが最近はどうしたのだろう。
ハリー坊やがホグワーツに通い始めてから色々吹っ切れている気がする。
いや、ハリーがこの邸に来てからかもしれないが。
Aは口を閉ざし、親愛なる主人を見た。
「ファッジに無理を言ってホグワーツとこのブラック邸を繋いでもらったんだ。好きな時にいけるし好きな時に帰れる。なんて便利なんだろう」
「ご機嫌そうで何よりですレギュラス様」
懐かしき母校。
しかしあの学校にはあまりいい思い出がない。
ダンブルドアの贔屓は目に見えていたし、シリウス様の変貌に絶望したのもあの場所だ。
シリウス様がいつも日かブラック邸を出て行くことなんて、容易く想像できた。
だけどまさかあんなにも早いとは。あんなにも簡単とは。
あの人にとってブラック邸はその程度のものだったのだ。
そう思って彼のことを見切っていた。
もう主人とは呼ばないと心に決めていた。
なのに、
「どうかしたの？A」
この人の笑顔を守ったのがあのシリウス様だということが、なんだか情けなくてたまらない。
家を、愛していたはずの弟を捨て、光に行ったと思っていた。
もう、闇になど振り返らないのだと思っていた。
「何もありませんレギュラス様」
やはりAはシリウスが憎くてたまらなかった。
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あんころころもち(プロフ) - mayaさん» わあ、すごい褒めてくださる笑 とても嬉しいです、ありがとうございます。こちらの小説は遅いレベルでなく遅い更新ですが、それでも読んでくだだってありがとうございます！嬉しいです！ (2021年10月13日 21時) (
レス) id: b2f6b1abb2 (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - 作者様の作る作品はどれも”ありきたり”の枠をぶち抜き、予想もできないような物語となっています。読むのが楽しくて楽しくて……ずっと応援してます！ (2021年10月12日 8時) (レス) @page35 id: 4daf17fee8 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！レギュラスと一緒に原作をぶっ壊しながら()頑張ります！！(( (2018年9月21日 18時) (レス) id: 3a28a46e4d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 原作とは違うけど、これはこれで本当に面白い。レギュラス、頑張って！作者さんも更新頑張ってください！ (2018年9月20日 23時) (レス) id: 57561729ab (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: 3a28a46e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月8日 18時
