レギュラス様と野蛮人 ページ14
短針が二度回った。
その場にいるのは、レギュラスと、Aと、クリーチャー。
そしてホグワーツの番人、ルビウス・ハグリッドだ。
「……」
「こんばんは、ハグリッド。この子がハリーですか？」
「そうだ。レギュラス、お前さん昔とえらく変わったな」
「ええ、僕も一回死に損ないましたからね。なんだか世界を落ち着いて見られますよ」
クスクスと笑いながらレギュラス言う。
「ハリーは小さくて可愛らしいです。育てるのが、楽しみだ」
「……」
「れ、レギュラス。お前さん、ちとそこのお嬢さんをどうかしてくれんか？」
「A。ハグリッドを睨むんじゃない」
「……申し訳ございません」
先ほどから、Aはハグリッドをジーっと見つめていた。
何をするわけでもなく、ただ、見ている。
「ですが、いかがなことかと思います。その半巨人を歴史あるブラック邸に招き入れるなど」
「A」
レギュラスが厳しくAを咎める。
Aはフンッと鼻を鳴らした。
「すみませんハグリッド。彼女、悪気があるわけじゃないんですよ」
“悪気がなかったらあんな態度はとらないだろう”
そう言う顔をハグリッドはしたが、何も言わなかった。
「ポッターの息子……」
「そうだよ。ハリーと言うんだ」
「あの忌々しい父親にそっくりですこと」
「しかし目はエヴァンス先輩だ」
「あんな穢れた血を先輩などと……」
「A」
レギュラスはまたもや厳しい声で彼女に言う。
「本当のことを言ったまでです」
「……もう、血で分ける時代は古いよ」
「古い新しいの問題ではありません。ブラックの血は清い血です。そのような者と過ごしては、品位を損なわれます」
そのような者、と言った時、彼女はハグリッドを見た。
「A。僕たちは、思い直さなければならない時が来たんだ。穢れた血という言葉を、僕の前で使うな」
「……ご命令とあれば」
渋々といったかんじで言葉を押し出すA。
「すみません。ハグリッド。せっかく来てもらったのに」
「いんや。気にすんな」
Aが眉をひそめ、呟く。
「なんて下品な」
「奥の部屋に下がって、A」
ついにレギュラスがピシャリと言う。
「かしこまりました」
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あんころころもち(プロフ) - mayaさん» わあ、すごい褒めてくださる笑 とても嬉しいです、ありがとうございます。こちらの小説は遅いレベルでなく遅い更新ですが、それでも読んでくだだってありがとうございます！嬉しいです！ (2021年10月13日 21時) (
レス) id: b2f6b1abb2 (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - 作者様の作る作品はどれも”ありきたり”の枠をぶち抜き、予想もできないような物語となっています。読むのが楽しくて楽しくて……ずっと応援してます！ (2021年10月12日 8時) (レス) @page35 id: 4daf17fee8 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！レギュラスと一緒に原作をぶっ壊しながら()頑張ります！！(( (2018年9月21日 18時) (レス) id: 3a28a46e4d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 原作とは違うけど、これはこれで本当に面白い。レギュラス、頑張って！作者さんも更新頑張ってください！ (2018年9月20日 23時) (レス) id: 57561729ab (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: 3a28a46e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月8日 18時
