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「諸君の防衛術は、それ故、諸君が破ろうとする相手の術と同じく、柔軟にして創意的でなければならぬ。これらの絵は、」
先生は飾られた絵を指さしながら、続ける。
「術にかかった者たちがどうなるかを正しく表現している。例えば「磔の呪文」の苦しみ。「吸魂鬼のキス」の感覚、「亡者」の攻撃を挑発した者」
「それじゃ、「亡者」が目撃されたんですか？間違いないんですか？あの人がそれを使ってるんですか？」
パチルが甲高い声で言う。確かに、今のこの時期に、それが気になるのは十分に理解できた。
「『闇の帝王』過去に『亡者』を使った。となれば再びそれを使うかもしれぬと想定するのが賢明と言うものだ。さて……諸君は、我輩が見るところ、無言呪文の使用についてはずぶの素人だ。無言呪文の利点は何か?」
そうしたら、案の定グレンジャーがぴしりと手を上げた。あの本に書いてあったから知っていたけれど、目立ちたくないから僕はだんまりを決め込む。一緒に見たセオドールもそのようだ。
「それでは、ミス・グレンジャー？」
当てたくないのか、教室全体を見渡した後にしぶしぶグレンジャーを名指しする先生。彼女はいつもの通り自信満々に答える。
「こちらはどんな魔法かけようとしているかについて、敵対者に何の計画もはしないことです。それが一瞬の選定を取ると言う利点になります。」
「『基本呪文集・6学年用』と、一字一句違わぬ丸写しの答えだ」
先生はそう言い、近くにいたドラコが彼女をせせら笑った。僕は彼女の方を見ない。ただ、スネイプ先生の土気色の顔を見つめていた。
「しかし、概ね正解だ。左様。自分が声高に唱えることなく魔法を使う段階に進んだ者は、呪文かける際、驚きという要素の利点を得る。言うまでもなく、すべての魔法使いが使える術ではない。集中力と意思力の問題であり、こうした力は、諸君の何人かに、」
目が合う。僕はそらしたけれど、その光のない瞳がゆっくりとポッターの方へと進んでいくのを見てしまった。
「＿＿欠如している」
先生の言葉に、ドラコたちがつつきあっていた。ポッターを意味していると察したのだろう。僕のことが言われているとは思わなかったようだけれど。
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あんころころもち@多忙(プロフ) - 宮野 ミヤさん» お久しぶりです。ありがとうございます✨私も恋愛からの葛藤が大好物です。おそろですね笑 あうっごく遅い更新ですけれども、お付き合いいただいてすっごく嬉しいです。完結だけはさせる気でおりますので、ぜひよろしくお願いします！ありがとうございました！ (2022年10月2日 9時) (
レス) id: 8fbdbf2cf0 (このIDを非表示/違反報告)
宮野 ミヤ(プロフ) - Part10お疲れ様でした！今Partも楽しく読ませて頂きました、恋愛からの葛藤めっちゃすきです！これから応援してます！！ (2022年10月2日 3時) (レス) @page50 id: 928a7d13f2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 雪城さん» ありがとうございます〜！一気だなんてお時間をめちゃくちゃ取らせてしまった気が……。読んでいただいて嬉しいです、ありがとうございます！！ (2021年12月17日 21時) (レス) id: e2b3768714 (このIDを非表示/違反報告)
雪城(プロフ) - 面白いです…！！Part1から一気に読んでしまいました！！更新応援してます！ (2021年12月17日 21時) (レス) id: c79f44231f (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 架印�靴気�» 教えていただいてありがとございます〜、そちらも覚え違いです…。時間はかかると思いますが、ちょっとずつ直していきます！改めて教えていただいてありがとうございます〜！ (2021年12月12日 18時) (レス) id: e3a1ddbb66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2021年12月5日 15時
