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「くそったれだ」
「そーいうな、ブラック。そう思ってるのは何も君だけじゃないさ」
ぼそりと呟いた僕に、ザビニが気の抜けた声で言った。僕は彼をちらりと見て、ため息をこぼした。
「君もそう思ってる？」
「そりゃそうだ。だーれが好き好んであんなじーさんのつまんねーパーティなんかに行かなきゃいけないんだ」
文句をたれるザビニ。彼は口がとても悪いけれど、その言葉には今僕も一言一句たがえず同じ気持ちであった。
「それもそうだ」
「これもポッターのせいだ。……ってマルフォイが言ってた」
「ああ、そうね」
昨日のことを思い出して、僕は強くは言わなかった。心配で心が痛むけれど、僕を立ち入らせてはくれなさそうな雰囲気。なにか、ふさわしい言葉をかけてあげるべきであったのだろうけれど、僕にはそれが思いつかなかった。
「あー……まあ、行こうぜ。相手は連れてるのか？」
「うん、一応。君は？」
「パーキンソンがとてもうるさいから」
「ああ。想像がつくや。彼女すこし、ミーハーなところがある」
「そうそう。本当に性格の悪い＿＿」
「女で悪かったわね、ザビニ」
「げ」
ザビニは顔をしかめるけれど、すぐににっこりと安い笑顔を作った。僕は思わずそれを冷たい目で見つめる。そしてそれは、パーキンソンも同じだったようだ。
「やあ、そのドレス」
「似合ってることはわかってるわ。相変わらずうっさんくさい笑顔を浮かべていてね。と〜っても似合ってるわよ」
「そりゃどうも。お前もその派手なドレス、お前らしくて最高だよ」
「暇さえあればそう言うことをしようとしない。パーキンソン、ヴィオラは？」
僕がパーティの相手になってもらったのは、一昨年も一緒に踊ってもらったヴィオラである。現在、一番気軽に話せる女友達は彼女に違いないから。
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あんころころもち@多忙(プロフ) - 宮野 ミヤさん» お久しぶりです。ありがとうございます✨私も恋愛からの葛藤が大好物です。おそろですね笑 あうっごく遅い更新ですけれども、お付き合いいただいてすっごく嬉しいです。完結だけはさせる気でおりますので、ぜひよろしくお願いします！ありがとうございました！ (2022年10月2日 9時) (
レス) id: 8fbdbf2cf0 (このIDを非表示/違反報告)
宮野 ミヤ(プロフ) - Part10お疲れ様でした！今Partも楽しく読ませて頂きました、恋愛からの葛藤めっちゃすきです！これから応援してます！！ (2022年10月2日 3時) (レス) @page50 id: 928a7d13f2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 雪城さん» ありがとうございます〜！一気だなんてお時間をめちゃくちゃ取らせてしまった気が……。読んでいただいて嬉しいです、ありがとうございます！！ (2021年12月17日 21時) (レス) id: e2b3768714 (このIDを非表示/違反報告)
雪城(プロフ) - 面白いです…！！Part1から一気に読んでしまいました！！更新応援してます！ (2021年12月17日 21時) (レス) id: c79f44231f (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 架印�靴気�» 教えていただいてありがとございます〜、そちらも覚え違いです…。時間はかかると思いますが、ちょっとずつ直していきます！改めて教えていただいてありがとうございます〜！ (2021年12月12日 18時) (レス) id: e3a1ddbb66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2021年12月5日 15時
