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質問に行く前に、僕は魔法生物飼育学に顔を出していた。ポッターたち3人がいないせいか、ハグリッド先生は心なしか残念に思っているように見える。
生徒は僕をのぞいたらたったの二人だった。レイブンクローの名前を知らない子と、ハッフルパフのヴィオラだ。そう言えば飼育学が好きと言ってた。
僕はそちらにスライドするように寄る。あの先生には好かれていないことは知っているから、こう言っては失礼だが盾が欲しかったのだ。
「でも、びっくりしたわ」
ユニコーンを遠巻きに観察しつつ、ヴィオラが小声で言った。
「なにが？」
僕も小声で受け答えする。
「あなたが飼育学をとっていたこと」
「うん。動物、好きなんだ」
「私も好きよ」
一緒ね、と言って彼女は優しく笑った。僕も微笑み返して、ユニコーンを見る。この世で最も美しい動物の1つであるユニコーン。敬意を持って接するべき魔法生物。
「ねえ、リサ、美しいわ」(レイブンクローの彼女はリサ・ターピンという子ということを知った。)
「ええ、そうね。あの毛並みを見て、素晴らしいとしか言えない」
「本当に。仲良くなるにはどうしたらいいのかしら」
「四つん這いで行ってみる？そうしたら、仲間だって思ってくれるかも」
「だめよ。仲間としてじゃなくて、異種族として仲良くならなければいけないんだもの」
「それもそうね」
そこまで専門的に学んできていない僕には、二人の会話はわからない。正直ふざけているのかと思ったけれど、二人の表情は真面目そのものだ。やっぱり、学者とは少し不思議な人が目指すのかもしれない。
「でも、やっぱりハグリッド先生ってすごいわ。どうやったらあんなに魔法動物と仲良くなれるのかしら」
「多くの生物学者でもあそこまでは無理。しかもあれで、資格を持ってらっしゃらないなんて」
「私の友達、みんな先生の授業はわかりにくいっていうわ。確かにそうかもしれないわ。だっておっしゃってることが上級すぎるの」
話についていけない僕に、ターピンが言う。
そうなんだ、と言えば、彼女は少し恥ずかしげに目をそらした。人見知りをする子なのだろうか、彼女に悪気などないことがわかっているが、そのよそよそしさが少しだけ気まずい。
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あんころころもち@多忙(プロフ) - 宮野 ミヤさん» お久しぶりです。ありがとうございます✨私も恋愛からの葛藤が大好物です。おそろですね笑 あうっごく遅い更新ですけれども、お付き合いいただいてすっごく嬉しいです。完結だけはさせる気でおりますので、ぜひよろしくお願いします！ありがとうございました！ (2022年10月2日 9時) (
レス) id: 8fbdbf2cf0 (このIDを非表示/違反報告)
宮野 ミヤ(プロフ) - Part10お疲れ様でした！今Partも楽しく読ませて頂きました、恋愛からの葛藤めっちゃすきです！これから応援してます！！ (2022年10月2日 3時) (レス) @page50 id: 928a7d13f2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 雪城さん» ありがとうございます〜！一気だなんてお時間をめちゃくちゃ取らせてしまった気が……。読んでいただいて嬉しいです、ありがとうございます！！ (2021年12月17日 21時) (レス) id: e2b3768714 (このIDを非表示/違反報告)
雪城(プロフ) - 面白いです…！！Part1から一気に読んでしまいました！！更新応援してます！ (2021年12月17日 21時) (レス) id: c79f44231f (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - 架印�靴気�» 教えていただいてありがとございます〜、そちらも覚え違いです…。時間はかかると思いますが、ちょっとずつ直していきます！改めて教えていただいてありがとうございます〜！ (2021年12月12日 18時) (レス) id: e3a1ddbb66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2021年12月5日 15時
