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「セオドール、ダフネ」
二人を見つけて話しかける。すると二人は同時に振り返って、僕に向かって手を振った。近づけばなにかを覗き込んでいるのが目に入る。
「なにを見ているの？」
「記事だ。マダム・ピンスから借りてきた」
「貸し出しがあるんだ」
「ノットってよく図書室行ってるでしょ？それなのに問題を起こしたことがないもの」
なるほど、と頷いて、僕はその新聞を覗き込む。記事にはバーティ・クラウチJr.がこちらを睨んでいる、前に読んだ記事だった。
「前に読み損ねたけど、この人はもう死んでいるらしいよ」
セオドールは淡々と言う。僕は写真を見て、そしてどこか既視感を感じた。それがなにであるかはわからない。でも、
「死喰い人としてアズカバンに収監され、そのまま気が狂って、すぐに死んだ」
「ディメンターか」
「ああ」
「ねえ、バーティ・クラウチが生きていることってないの？」
「ないな。遺体は見つかっている。ただ、やせ細って収監時とは随分違ったらしい」
僕はセオドールから記事を受け取って、やはり写真を見つめた。
「学生時代はとても優秀な魔法使いだったらしい。レイブンクローの首席で、みんなに頼られる優等生。純血主義でもあったが、スリザリン生のようにそれを露わにすることはなかったらしい」
バーティについて語るセオドールの言葉を、ぼんやりと聞く。写真の中のクラウチJr.が、べろりと舌なめずりをした。
「これ、」
これ、これは、これは、僕は先ほど見たではないか。この癖を、先ほど、たしかに。ピースが揃っていくことを、僕は感じる。
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あんころころもち(プロフ) - 宮野 ミヤさん» あけましておめでとうございます〜！5の方に続きコメントありがとうございます！！ まとめて書いていたんですけどまさかここまでになるとは思わず笑 更新は遅いですが、頑張りますのでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年1月3日 12時) (
レス) id: fe5abc0f94 (このIDを非表示/違反報告)
宮野 ミヤ(プロフ) - あけましておめでとうございます！新年早々たくさん更新して頂いてめっちゃテンション上がりました(´∀｀*)今年も楽しく閲覧させていただきます！無理せず頑張って下さい！！ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 6a76999131 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - onigoritunamayoさん» 素敵なお言葉をありがとうございます！これからもそう言ってもらえるように頑張らせていただきます！！コメントありがとうございます！ (2020年12月1日 18時) (レス) id: fe5abc0f94 (このIDを非表示/違反報告)
onigoritunamayo(プロフ) - すごく好きなお話で楽しんで見させてもらっていますこれからも頑張ってください (2020年12月1日 17時) (レス) id: 735aa1c384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2020年11月28日 0時
