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「ごきげんよう、ブラック」
次の日、僕が一人で昼食をとっていると、(セオドールは先生の手伝い、ダフネは手紙を出すためにフクロウ小屋へ行っていた) パンジー・パーキンソンが僕に話しかけてきた。周りにはいつもいる連れはいないようで、一人で僕の前に座る。
「やあ、パーキンソン」
「ブラックっていつも話題の中心にいるわね」
「なんのこと？ ポッターじゃなくて？」
「その名前、聞いただけでも寒気がするから私の前で出さないでくれる？」
「あー、ごめん」
不機嫌に睨む彼女に、僕は肩をすくめて謝る。
ドラコの前でニコニコしている時よりも、今のように無表情な皮肉屋の彼女の方が、僕にはなんとなく好感が持てるのだけれど、あまり親しくない彼女に言う必要はない。感情が読めなくて少し怖くもあるけれど。
「で、どういう意味？」
「少し前はシリウス・ブラックのこと、それで、あの子、ダフネとの新聞、結局シリウス・ブラックの子供じゃないってまた新聞に載って、今度はダフネと付き合ってるって噂が出てるわ」
「へぇ」
「で？ダフネと付き合ってるの？」
「前にそれをダフネに言ったら、私にも選ぶ権利があるって言われちゃっただけで、それでも付き合ってると思う？」
「……確かに」
「失礼だな」
あー、と頷く彼女に、僕は少し眉をひそめる。特に気にしはしないが、あまり親しくない女の子にそんなことを言われたことはあまりなくて、少し複雑だった。
そういえば、グレンジャーにも同じことを聞かれたことがあった気がする。僕とダフネが付き合うだなんて、天地がひっくり返ってもあり得ないのに。
「あなたってモテるから。ほら、少し前にあのブス……グレンジャーのことよ。まあ、それを庇ったじゃない。それで、今まで以上に騒ぎ立てている女が多いの。うるさいったらありゃしないわ」
「君はいつもドラコに熱心だものね」
「だってドラコは権力を持っているわ」
「……え、そうなの？てっきり恋しているんだとばかり」
「あり得ないわよ。私が好きなのはドラコの血。それに、私のタイプはもっとワイルドな人なの」
「……グリフィンドールのクィディッチチームのウッドとか？」
「は？」
グリフィンドールといったあたりで、パーキンソンの表情が今までに見たことがないくらい怖い顔をしていた。それを見た僕は、思わず首を振った。
「冗談だよ」
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あんころころもち(プロフ) - 宮野 ミヤさん» あけましておめでとうございます〜！5の方に続きコメントありがとうございます！！ まとめて書いていたんですけどまさかここまでになるとは思わず笑 更新は遅いですが、頑張りますのでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年1月3日 12時) (
レス) id: fe5abc0f94 (このIDを非表示/違反報告)
宮野 ミヤ(プロフ) - あけましておめでとうございます！新年早々たくさん更新して頂いてめっちゃテンション上がりました(´∀｀*)今年も楽しく閲覧させていただきます！無理せず頑張って下さい！！ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 6a76999131 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち(プロフ) - onigoritunamayoさん» 素敵なお言葉をありがとうございます！これからもそう言ってもらえるように頑張らせていただきます！！コメントありがとうございます！ (2020年12月1日 18時) (レス) id: fe5abc0f94 (このIDを非表示/違反報告)
onigoritunamayo(プロフ) - すごく好きなお話で楽しんで見させてもらっていますこれからも頑張ってください (2020年12月1日 17時) (レス) id: 735aa1c384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2020年11月28日 0時
