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先ほどの場所が、人通りの少ない廊下で良かったと思う。
どうして彼があんなにも、怒鳴り、怒り、それをぶつけてきたのかがわからない。
「はあ」
「あら、ブラック。ため息なんてこぼしてどうしたのよ」
「あ、パーキンソン、と、ヴィオラ」
深くため息をこぼしたとき、いつの間にか通りかかっていたパーキンソン姉妹が僕に話しかける。パンジーの方は遠慮なく僕の隣に腰掛けた。
「さっき、ドラコに嫌いだって言われたんだ」
別に彼女たちなら言っても大丈夫だろう。きっと彼の真核を、知っているはずだから。……きっと、僕よりも。
「最近ずっと、機嫌悪いわよ。前はあんなに浮かれてたのに」
「どうしてか、知ってる？」
「それってやっぱり、あれのせいじゃない？」
「私もそう思う。やっぱり、学生には荷が重いもの」
「あれってなに？」
そう問うと、二人は驚いたように目を合わせた。こう見てみると、二人はそっくりである。少しして、ヴィオラが口を開く。
「知らないの？」
「みんな知っていると思っていたわ」
「ええ。有名な話もの」
そう言われても、ドラコにまつわるうわさ話なんて、ここ最近聞いていない。僕は少し困って、二人の顔を見つめた。
「耳貸して」
「誰にも言っちゃだめよ」
パーキンソンがそう言うと、ヴィオラがゆっくりと僕の耳元で囁いた。
「ドラコくん、死喰い人になったんですって」
「……」
一瞬あたりが静かになる。言葉の意味を理解するのに時間がかかった。
「え、」
なぜ、今まで自分のところまでその噂が回ってこなかったのか。
なぜ、あの自慢したがりなドラコが、自分に言わなかったのか。
疑問が頭を巡る。僕は彼に、それほどまで信用されていなかったということだろうか。
しかしその反面で、ドラコの怒りの理由が理解できた気がする。彼が死喰い人になったのは、ならなくてはいけなかったのは、僕のせいなのかもしれないから。
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あんころころもち@多忙(プロフ) - さくら。さん» コメントありがとうございます🫶そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！！亀更新にはなりますが、よろしくお願いします！ (2月1日 15時) (
レス) @page17 id: 45eb699a28 (このIDを非表示/違反報告)
さくら。(プロフ) - あんころころもち@多忙さん» 更新楽しみにしてました！！あのですがマニ。の妹です、姉と会話してるボードの方とかでも仲良くしてくれてありがとうございます！これからもマニ。を宜しくお願い致します！これからもファンとして応援しまくります📣、あんころころもちさん！☺️ (1月31日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち@多忙(プロフ) - あさりさん» わー！嬉しい❤️ そう言っていただけたら、頑張って書いた甲斐があります！ 今現在非常に多忙ゆえに色々できていないのですが、この多忙期間が終われば、更新ができればなあと思います！改めて、ありがとうございました！ (5月11日 8時) (レス) id: 3acb9dc229 (このIDを非表示/違反報告)
あさり - 更新ありがとうございます！いつもワクワクしながら読んでいます<3たまに読み返すのですが本当にいい作品だなっと思っています。お忙しいと思いますが、体に気をつけてこれからも頑張ってください！長文失礼しました〜 (2023年5月2日 16時) (レス) @page13 id: 3010b0fc17 (このIDを非表示/違反報告)
あんころころもち@多忙(プロフ) - セドリック推しぃさん» 返信が遅くなってすみません。セドリック推し！いいですね。セドイケメンですもんね！この話を終わらすのかなーり時間がかかってしまうと思うのですが、検討します！コメントありがとうございました🫶 (2023年2月8日 1時) (レス) id: 54c52f82c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころころもち | 作者ホームページ：
作成日時：2023年1月24日 19時
