会議デス ページ11
「それで、スズっていうのはどんな存在なのか
説明してくれ」
僕達は男子の部屋に集まって、『ＫＺ会議』している。
「…スズはアヤの心の闇だ。
嫌な思い出は、あいつが全部抱えている」
僕よりも、大切な役割をしているんだ。
「精神年齢が止まっているようだけど、それはどうして？」
美門が質問したが、その答えは…。
「それは、渚の専門だろ？」
「…説明するのめんどくさいから押し付けたんでしょ？」
い、いや、そんなことは…。
「まぁ、確かに、俺の専門だしね。
アヤの担当医として、説明するよ」
「俺は多重人格。
ちゃんと言えば、解離性同一性障害を診るのは初めてだ。
だから、色々調べたことを話すよ。
けど、これが事実なのかは分からないから、それは注意してね」
「解離性同一性障害はとてつもなく大きなモノが心
に負担をかけ、それに耐えれなくなり、
少しでも楽になろうと、嫌な記憶を切り離し、
それが裏で成長し、人格となる。
アヤの場合は、交代人格が二つある。
それが、レイとスズだ。
俺の考えでは、心に負担がかかったときにレイに
変わる。自己防衛としてね。
スズは…精神年齢が止まっているのだとすれば、
その年に何か、ショックを受けて、記憶を切り離
して、スズがそれを守っている。
同化、合体…。言い方は色々あるけど、一つの体
に一つの人格という基本にするには、スズの存在が
すごく、重要になっていく」
ほぉー。
やっぱり、僕より渚がしてくれて良かったな。
ひとりで感心すると、渚の視線を僕に向けた。
「そして、カギとなるのは『ヘタレクズ野郎』
なんでしょ、レイ？」
そういえば、そんなこと言ったなー。
「悪いけど、それは本人じゃないと話せないかな」
これだけは僕にもどうしようも出来ない。
「どうしても？」
「うん」
「その人物については謎が多すぎるんだから、
ひとまず、“幼馴染み組”に話を聞いた方が良くね？」
一向に進まないことにイラついたのか、上杉は手を組みながら言った。
「そうだな。三人とも、スズの精神年齢が止まっている、五歳頃のアーヤについて話してくれ」
若武がリーダーぽい…。←リーダーです
「じゃあ、俺から話すな」
最初は有瀬夕緋。
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アンジュ(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年11月19日 23時) (
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優希(プロフ) - この小説、大好きです！更新、楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年11月19日 11時) (レス) id: 28bd392d70 (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 投票、応援に感謝desu！ (2018年9月7日 23時) (レス) id: bf4fe605a6 (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - 私も2番でお願いします。これからも楽しみです！頑張ってください！ (2018年9月6日 21時) (レス) id: 54c2af14f7 (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 水族館に一票ですね！ 緑野実鈴さん、投票をありがとございますっ！ (2018年9月3日 15時) (レス) id: bf4fe605a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンジュ | 作成日時：2018年8月7日 23時
