黒バス短篇集＊ハナミズキ＊

緑間真太郎＊適温で ページ7

【A目線】



高尾「真ちゃんとAちゃんってさ、あんまりカップルオーラ的なの出てないよな」




練習の休憩時間、彼氏にスポドリを渡す私の様子を見て高尾が言いだした





A/緑間「「は？」」(威圧)←←
高尾「ちょっwww二人で威圧しないでwwww」





そりゃ威圧もする
なんて失礼なこと言ってんだ、まったく

とりあえずこの場は真太郎が高尾をボコった事で収めた←





んで、今は帰り道
いつものチャリアカーはよく知らないけどパンクしたからって今日は歩き
ついでに高尾は宮地さんに何故か締められてたから置いてきた(もともと置いてくつもりだったが)←






緑間「A」
A「んー？」
緑間「高尾が言ってたやつだが…」
A「あーアレね、それが？」
緑間「いや、俺は別に違うが…
お前はその…気にしてたりとか…するか？」





視線は前のまま、おずおずと問かける真太郎
余りに心情がバレバレな感じに聞くもんだから笑いがこみ上げてきた





A「w真太郎の方が気にしてるようにしか聞こえないんだけど？」
緑間「なっ…！別に俺は」
A「ご心配無用！何年アンタの隣いると思ってんの？」
緑間「…10年くらいk(A「いいよ答えなくても(汗)」そうか」




素直になれないぐらい分かってるから





A「この位の温度でいいんだよ、私達は」
緑間「そうか…」
A「なにかご不満でも？彼氏様？」
緑間「別にない」
A「そう？」





街路灯の明かりに照らされて安心した顔が見えたのは私の気のせいにしといてあげるから



『熱いものほど冷めやすい』って言うでしょ？




適温が一番って事にしておきましょう

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