恋人兼弟が無防備過ぎる件について(兄シル)

俺様何様警察署長様 ページ42

シルクside

考えながらポケットに手を突っ込んだ時、




金属が手に当たった。




何だろう、と色々触っていると、




そう言えば兄貴のドッキリが度を越した時に




使おうと思って、入れたのを思い出した。




そうだ、ヒカキンさんに貰った本当のやつ…




………良いこと思いついた。




いくら強い兄貴でもこれは破れないだろ。




早速腕に取りつけて




動きを止めると、




当然兄貴は反論してきた。




悪いけど、俺もそう簡単に




手を出させる訳にはいかない。




「兄貴は大人しく俺に喰われとけ。」




と、いそいそとキスマークを付ける




はずだったのに全然上手くつかない。




頭の上から聞こえる兄貴の含み笑いにムカついて、




肩に齧り付いてやった。




『おい諒、そろそろ((




来た！！この作戦は兄貴に反論させたら負けだ。




俺は兄貴の口内に舌を滑り込ませた。




いつもは苦しくなるまで捩じ込まれる舌が




俺を追い求めるので必死になっている。




いつもは余裕な兄貴が




俺を見て熱を含んだ息を吐くのが




嬉しくて堪らない。




胸、首、耳、腿の内側と舌を這わせていく。




よし、俺リード出来てんじゃね？




なんて思考は




兄貴の一言により遮られた。

馬鹿なんじゃねーの…→←立場逆転？

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