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片影に隠れし、努。 ページ2

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霞み(かすみ)立つは、我が身なりけり。
(朝霧の如く美しい貴方に、目がうわついてしまう。)

白い肌に、霞錦(かすみにしき)
(赤みを帯びた雲気の如し)

揺れる、霧の雫(きりのしずく)
(白く霞んで、視界を溶かす。)

霧(きり)が迷う、心が遮る。
(心が憂えさまようの。)

霧虹(きりにじ)が掛かったよう
(何か、小さなものが弾けた。)

東雲(しののめ)が照らす。
(心は地に届かずとも、私を照らす。)

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紅に染めし、天上の華々。→←春よ、現を抜かせ。



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作者名:噛谷 | 作成日時:2014年7月9日 16時

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