元暗殺者の監獄エンジニア兼ボディーガード生活 (ページ2)

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Aside

みなさんはじめまして

突然ですが私は今面接会場前にいます...

できれば一生面接なんてしたくない。ほぼ確実に落ちるから。

...でも烏間先生から頼まれちゃうと断れない。あ、烏間先生のことが好きとかそういう話じゃないよ？

私もともと北海道に住んでたんだけど家族旅行に行って私以外が交通事故で死んじゃったんだよね。

頼れる親戚とかもいなかったから政府に引き取られたということです。つまり烏間先生がお父さんみたいなもんなんだよね～

今回の面接はボディーガードの依頼みたいなもんらしい。あと面接官みたいなのはJFC(日本フットボール連合)の人がやるらしい。...私サッカーの知識なんてほぼないけど

今の生活も気に入ってたんだけどな～なんて考えながら面接を行う部屋に着いてしまった。

『ｽｰﾊｰ、ｺﾝｺﾝ失礼します』

?「あ、あなたがAAさん？」

『あ、はい』

?「私はJFCの新人職員、帝襟アンリです。よろしくね！」

『えっとよろしくお願いします。帝襟さん？』

帝「アンリでいいよ。Aちゃんって呼んでもいい？」

おおめっちゃコミュ力高い！こういうタイプだと質問に答えてるだけで会話が成立するからありがたい。

『あ、全然どうぞ。えーとそちらの方は...？』

帝「あ、この人は」

?「絵心甚八だ。日本サッカーを世界一にするために雇われた。よろしく。」

『なるほど...よろしくお願いします。』

絵「お前はボディーガードとして来たそうだが、そこまでボディーガード向きには見えない」

うんまあそうなるよね。自分でも筋肉質な野球選手みたいではないと思うけどね。

『えーとそこまで弱くはないんですけど...』

絵「俺は実力がわからないヤツまで雇うほど優しくはない。」

いや優しくてもお金がなかったら雇えないだろ。←

『それは実力を示せと...？』

さすがにアンリさんとか何も悪くない人拘束するのは気が進まないんだけど...

絵「いや。お前のエゴはなんだ？」

『エゴって言えるのかわからないですけど私の大切な人たちには私が死ぬまで生きててほしい、ですかね』

絵「つまり置いていかないでほしい、と」

『そんな感じです』

平和的すぎたかな...でも世界制服がしたいですとか裏社会を牛耳りたいですとか言われても困るよね!?

絵「...悪くはない。合格だ。」

『ご、合格...よ、よかったぁ～』

帝「ふふふ、おめでとうAちゃん。」

『ありがとうございます...』

帝「Aちゃんは○月○日からここに来てね」

『わかりました...』

『失礼しました。』