#076.馬鹿と天才は紙一重 ページ30
綾小路｢なんで助けたりなんかしたんだ？軽井沢のこと。｣
A｢助けてないよ。｣
綾小路｢え？｣
A｢真鍋さんたちがうるさかったからちょっと黙らせただけ。｣
綾小路｢でも軽井沢のこと友達とかなんとかって。｣
A｢そう言った方が成り立つでしょ？｣
綾小路｢こわ｣
A｢清隆ほどではないけどね｣
綾小路｢さて行くか｣
ー特別試験、火星グループ。第二ディスカッションー
幸村｢話し合いが必要なことは賛同だ。こっちは
優待者を突き止めたい。｣
軽井沢｢でも、話し合いで答えが見えてくるわけ？こよ試験、難しすぎるって。｣
一之瀬｢考え方次第じゃないかな？無人島も今回も、
本質的には生徒へのサプライズと置き換えればいいんだよ。｣
外村｢サンライズなら任せ、｣
A｢船の上での生活楽しいでしょ？こうして集まる決まりがあるっていっても、おしゃべりや携帯も自由。｣
軽井沢｢それはまぁ｣
一之瀬｢だからもっと気楽に話そう？殻に篭ったら
苦しむと思うよ。｣
町田｢お前たちがどう楽しもうと自由だが、信用しないことだ。Bクラスに優待者がいるかもしれないぞ。｣
A｢町田君ってさ〜、仲間を信用できる？｣
町田｢当然だ。｣
ー夜ー
綾小路｢今日も俺の部屋で寝るよな？｣
A｢んー今夜はしたいことがあるからまた今度私から誘うね。｣
綾小路｢そうか･･･わかった。｣
ー翌日ー
平田｢じゃあ、情報をすり合わせようか。実は、
Ｄクラスのある人から、優待者になったって
連絡をもらっている。｣
幸村｢なんだって？一体誰なんだ？｣
平田｢それは、｣
【優待者は櫛田さん】
綾小路｢なるほど｣
幸村｢優待者が平等に配置されてるなら、Ｄクラスにはあと一人いるはずだ。｣
高円寺｢あと二日も試験が続くのは、面倒なだけだねぇ。｣
A｢確かに面倒だよね｣
幸村｢なに？｣
高円寺｢嘘つきを見つける簡単なクイズさ。｣
【着信あり】
幸村｢なんだ？｣
件名"土星グループの試験について"
"土星グループの試験が終了致しました"
"土星グループの方は以降試験へ参加する必要はありません。"
幸村｢やりやがったのか、高円寺！｣
高円寺｢アデュー！汗を流してくるよ｣
A｢あいつ、ただの筋肉バカじゃなかったのね｣
ー綾小路の部屋ー
【着信あり】
綾小路｢ん？｣
"馬鹿なの？どうして高円寺くんの暴走を止めなかったの？"
A｢鈴音から？｣
綾小路｢ああ、怒られた｣
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年8月30日 20時
