93話 少し ページ44
A「さてと、、、。」
あれから勉強を再開して、もう夕方だった。
A「隼人はだいたい終わったけど靖友は？」
東堂「これはどうにもならんな。」
荒北「っセ！おめーの教え方がヘタクソナンだヨ！」
東堂「なにぃ！？」
A「はーいはい！落ち着いて！できてないのは後は何の教科？」
荒北「、、、ほぼ全部できてねー。」
全員「」
A「今まで何してたの、、、？」
東堂「教えていたぞ！！しかし荒北のやつが理解しないのだよ！！」
荒北「俺がわりーのかよ！？」
そういえば、この二人は相性悪いからなぁ、、、。
A「まあ、とりあえずは解散しよう？」
私達はひとまずカフェを出た。
A「じゃあ、みんな寮まで寄り道したらダメだよ？私はこっちだから！」
自転車に跨って私はそう言った。
〜荒北side〜
荒北「あー、、、ちょっと先帰っててェ。」
俺は３人にそう声をかけて逆方向に走り出していたAちゃんを追いかけた。
荒北「Aちゃーん。」
A「あれ！？靖友！？」
荒北「お家まで送ってあげるヨ。」
A「い、いいよ！遠回りだし！」
荒北「いーの。今日からテスト期間のせいで今日は全然走れてねーんだよ。」
A「でも、、、。」
荒北「黙って送られとけヨ。」
何だかんだ言い合いながら、結局俺はAちゃんを送り届けた。
遥「ん、おー、お帰りー。」
A「ただいま！靖友が送ってくれたの！」
荒北「んじゃ、無事送り届けマシタ。」
そして俺が帰ろうとすると、何かが俺のジャージの裾を引っ張った。
A「や、靖友！」
後ろを振り向くと、Aちゃんがいた。
A「そ、その、、、よかったら、、、放課後とか、勉強見てあげようか！？」
真っ赤な顔でAちゃんがそう言った。
荒北「っ、、、あんがとネ。でも、イイヨ。Aちゃんも勉強するデショ。」
A「何言ってんの。同じクラスでしょ？テスト範囲同じなんだから、教えてる方も勉強になるの！」
荒北「、、、んじゃ、お願いシマス。」
A「うん！」
そして、再び出発しようとすると、「荒北！」と男の声がした。
荒北「？何スカ？」
もちろん、遥先輩だ。
遥「、、、ありがとな。」
そう言う遥先輩の表情は穏やかだった。
俺は軽く会釈してようやく出発した。
少し、認められた気がして俺の胸は少し暖かかった。
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黒ちん(プロフ) - ナッツさん» イエッサー！w (2014年12月18日 8時) (
レス) id: 97e8679da2 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 黒ちんさん» ありがとうございます！ｗこれからもよろしくお願いします！ (2014年12月17日 13時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
黒ちん(プロフ) - ナッツさん» なんですと！？wならまたなんかあったらコメントしますw (2014年12月17日 8時) (レス) id: 97e8679da2 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 黒ちんさん» 黒ちんさんの一票が私の小説を救います(`・ω・´)ｷﾘｯ← (2014年12月17日 7時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
黒ちん(プロフ) - ナッツさん» いえいえ！なんとかお力になれたらなによりです！ (2014年12月17日 0時) (レス) id: 97e8679da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナッツ | 作成日時：2014年12月8日 20時
