【ハイキュー】仮面をつけた天才 (ページ39)

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あの日から約1ヶ月。

左肩の怪我もすっかり治り、今では普通に仕事もできる。

「おーい、A！ちょっとこい！」

昼食のお皿を夜久さんと洗っていると黒尾さんに呼ばれた。

お皿どうしよう…。

「もう終わるし行ってきていいぞ」

夜久さんがそう言ってくれたのでその言葉に甘え、黒尾さんの元に向かう。

…なんだろう。

「お客さん」

彼が顎で示す先には久しぶりの幼馴染の姿があった。

「京治…。どうしたの？」

「んー、久しぶりにAと話したくなって」

すると気を利かせたのか黒尾さんが口を開いた。

「ま、俺は部屋にいるからなんかあったら言ってくれ」

そう言って部屋から出て行く黒尾さん。

その姿を見送って、とりあえず京治には座っていてもらいお茶を取りに行く。

「なんだった？」

キッチンに入るとお皿を洗い終えたらしい夜久さんに声をかけられた。

「お皿ありがとうございます。…京治が用があるみたいで。それとお茶取りに来ました」

お茶を用意してキッチンを出た。

一緒に出た夜久さんも、部屋にいるから、と私の頭に手を置いてから出ていった。

京治がいる客間に入りお茶を出す。

「ありがとう。…ルイボスティー？」

「ん。よく分かったね」

なんか懐かしいな。

京治とゆっくり話すのは。