【銀魂】 兄がアホ毛で妹反抗期って…え、実の兄弟じゃない? 知るかそんなもん!!

/ 067 神威えんど ページ12

＿＿＿＿とある昼下がり






貴「………それ何皿目?」


威「はんはらへふぁほほへへはい」


貴「………。」





次々と団子を食べていく彼。

なんなのこいつ。胃袋ブラックホール? え、なにそれ怖い。





貴「…お金、自分で払ってよ?」


威「だいじょーぶ、食い逃げする気満々だから」


貴「満面の笑みでそんなこと言うな!!!」




なにもいつもと変わらない日常。

今まで退屈だと思っていた日常が幸せだと感じられるようになったことは今でも不思議である。



＿＿それもこれも、神威のおかげなのかなぁ





威「あ、お侍さん」



………え?




銀「団子2つー」
神「団子10個持ってくるネ」
新「ちょ、そんなお金ないから!!」



………あの賑やかな集団、間違いない。





銀「………よっ」

威「………やっ」



てっきり殺し合いでも始まるかと思ったがそうではないようだ。

神威も変わったのかな、なんて。




神「A…? Aーーーっ!!!!!!!!!!!」


貴「おぅふっ」


威「何俺のAに抱きついてるのかな?」


神「黙るネアホ毛」


威「………」






＿＿＿幸せそうだな、俺も満足かこれで






お侍さんが、そう呟いたような気がした。

振り返るとそこには誰もいなくて。





＿＿＿、





威「ねえ、A」


貴「んーっ?」


威「結婚しよっか」


貴「んー……ってええ!?!?」


威「つば飛んだ」


貴「まじでか。っていきなり……え!?」


威「嫌?」


貴「い、嫌じゃない!!」


威「よーし、じゃあ決定」


貴「そ、そんなあっさりと……!!」


威「今日の夕ご飯はオニオンリングね、結婚指輪みたいだし」


貴「そんな私の指太いかぁぁぁっ!?!?!?」




けらけらと楽しそうに笑う彼。

ほんと、何を考えてるのかよく分からない。けど……







＿＿＿そんな彼と過ごす日常が、私は凄く幸せです。









＿＿＿＿＿、





神「さらっとあいつプロポーズしたアルよ…」


新「神威さん…すごい」






＿＿＿＿＿end

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