【銀魂】 兄がアホ毛で妹反抗期って…え、実の兄弟じゃない? 知るかそんなもん!!

/ 066 神威るーと ページ11

銀「お侍さん…ごめんね」


銀「……ま、そりゃそうだろうな」





＿＿＿＿絶対、Aのこと幸せにしろよ





そう言って彼は去っていった。

一度も振り向かずに。ただまっすぐに。







威「………っ」


貴「神…威……?」




私が彼の名を呼ぶと同時に抱きしめられる。




貴「!?」


威「俺…ずっと不安でさ? いつかAを壊しちゃうんじゃないかって…ずっと不安で……っ」


貴「私を?」


威「俺の物にならないならAを壊してでもだなんて考えてて……はは、幻滅した?」


貴「……幻滅なんて…するわけないじゃん」


威「………!!!」


貴「だって私は神威のこと＿





彼は私のその言葉を聞かずに口を塞いだ。




唇から伝わる彼の温かさ、

これが＿＿幸せ、というものなのだろうか。






威「俺でいいんだよね?俺で…」


貴「うん……っ」


威「今まで色々苦しめたのに…それでも……」


貴「それでも、いいの。それ以上弱音はいたらこれからヘタレ神威って呼ぶよ?」


威「はは…正しいかもね」


貴「へたれが」


威「ヘタレな俺にAが守れると思う?」


貴「守ってくれるって知ってるもん、神威は」


威「随分強気なレディだこと。まっ、勿論守るけどね? というか他の男に指一つ触れさせない」


貴「怖いです神威さん」


威「あはは、冗談だよ」







＿＿＿もう絶対離さないから、A


＿＿＿絶対だからね、神威

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