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貴「………よし!」
いつまでも考えてたって仕方ない。
私はそんな、いじいじした少女じゃないだろ!!
もっとどーんばーんがーんみたいな女だろ!!!←
いっぺんに全部を理解しなくたっていいんだ。
少しずつ、少しずつでいいから。…これは逃げじゃない。
息を整えてそっと戸をたたく。
逃げない、そう決めた。
いつまでもいつまでもこのまんまじゃ…変われないから。
新「はーい、ちょっと待っててくだｓ＿＿＿＿＿＿って………A………さん………?」
貴「めがねくん、久しぶり」
新「いやいやいやなんですか今の、シリアスな空気台無しですよめがねくんって!!!」
神「A…!」
貴「神楽…」
神「どこいってたアルか…」
貴「…ごめん」
神「Aが一緒に住むって聞いて…ほんと嬉しくて……っ…なのに……急にいなくなっちゃって……っ」
ぼろぼろと大粒の涙を流す神楽をそっと抱きしめる。
あぁ、私もひどい奴だ。ずっと神楽は強い、なんでも任せられる。
だから、私がいなくても大丈夫。
そう思ってた。
けど違ったのだ。神楽だってまだ少女、私に比べたらまだ幼い…子供なのだ。
神「数少ない…家族なのに………っ!!!!!」
"家族"
その言葉が深く胸に突き刺さる。
＿＿＿＿家族………か
貴「そのことなんだけどね神楽、よく聞いてて。実は＿
銀「A。」
"実は私たちは血が繋がってない"
そう言おうとした私の言葉は聞き覚えのある声で消された。
貴「お侍………さん……」
銀「これ以上苦しめてやんなや」
貴「………!!」
『多少の嘘も、大切なんだぜ?』
私の耳元でそうささやく。
彼は何もかも知っているのだ。何もかもを。
新「と、とにかく!! Aさんも帰ってきたことだし夕ご飯にしましょう!」
神「私おなかすいたネ! A早く早く!!」
貴「え…ちょ……えっ!?」
銀「Aーっ!!!!」
神楽に腕をつかまれ半ば強制的に連れて行かれる途中に彼が私の名を呼んだ気がした。
ふっと彼のほうを見つめると、いつもの。そう私の大好きないつもの表情をして笑って言うのだ。
『おけーり』
＿＿＿＿＿＿ただいま。
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湖@清光可愛い！！！ - すっごく！面白かったです！神楽ちゃん可愛いですね！汐乃さんの他の作品も応援しますからね！ (2017年11月14日 2時) (
レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
ミルフィーユ - ツバがついた時ツバ飛んでるよって書いてあって・・・・ (2017年6月25日 10時) (レス) id: 1a0e98dbb8 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ(プロフ) - 個人的に神楽落ちの百合もみたい(( (2016年5月2日 18時) (レス) id: db4a83e491 (このIDを非表示/違反報告)
いずみん(プロフ) - 今までにない小説ですごいです！！ほんとに迷ってしまいました笑とてもおもしろかったです！ (2016年4月1日 21時) (レス) id: d86ab5a06a (このIDを非表示/違反報告)
定治 - うぉぉぉぉ 神楽が可愛すぎる ヤバッ まあ私は勿論神威落ちっす これからも期待してます (2014年10月16日 15時) (レス) id: 15b1742f68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐乃 | 作成日時：2013年8月9日 16時
