51 ページ3
僕は驚き過ぎて、呆気にとられる
だが使用人たちは周りに集まって来て、それぞれに僕に言葉をかけ始めた
「A様!!御無事で何よりです!!」
____いつも通りみたいで良かった!
「重症だって聞きましたけど、もう大丈夫なんですか!?」
頭を強く打ったって聞いたけど
大丈夫なのかな?_________
「退院祝いでA様の食べたいもの作りますよ!!」
_____A様を元気づけなきゃ!
この家では聞いたことのない、心の声
いつもいつも心も耳も伏せていた
心の声も、じゃない声も、使用人たちは僕を心配している
いつも興味が無くて、冷たい態度をしていたのに
「A様?」
「...。」
「に、兄様?」
僕は彼らから視線を反らし、顔を背けた
まさか心配されるとは思っていなかったから、なんだか気恥ずかしい
「あ、ありが、とう」
僕は精一杯、普通に言ったつもりだったが少しぎこちなくなってしまった
「兄様、顔赤いですよ」
「夕日のせいだっ、ばか」
僕は耐えられず、手を離して彼の背中に逃げた
すると聞こえたのが、女達の黄色い声や僕の名前を叫ぶ男達の声
恥ずかしい、早くどっかに行ってくれ
「兄様〜!とても可愛いですよ〜!」
「ッ〜〜、!!抱きつくな!」
1084人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あに - もなかさん» ありがとうございます!最近、忙しいので更新が遅れてますが、頑張ります! (2021年3月6日 20時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます!! (2021年3月6日 0時) (レス) id: f76d22c821 (このIDを非表示/違反報告)
あに - 花冠さん» 続編でもコメントありがとうございます!!作者、頑張っちゃいます!! (2021年2月28日 14時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
花冠(プロフ) - 続編おめでとうございます!このお話本当に好きなんで続編すっごく嬉しいです!これからも頑張ってください! (2021年2月28日 12時) (レス) id: 9f55fa5e42 (このIDを非表示/違反報告)
あに - 雪マカロンさん» ありがとうございます!白髪やめたの時から見て下さり感謝感謝です!更新頑張ります!! (2021年2月28日 9時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あに x他1人 | 作成日時:2021年2月28日 7時