【呪術廻戦】続、三億の兄様【男主】

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Aside

「(ない)」


僕は本棚を見つめて思う
　
僕と悟は記憶を戻す手掛かりとして、自室に来ていた


この五条家が血の繋がっていない者の記録なんて残すはずない

おまけに無いのが日記



「(僕はそんな柄じゃないし、望み薄か)」


「兄様、これらの本を見たら何か分かるかもしれませんよ」


「あぁ、」



僕は素直に一冊の本を手に取り、表紙を開くと文字が書かれていた

僕の字だ、8歳以降で書いたものだろう


悪、山、父、襲

この四文字、今の僕でも分かる


「この四文字は、僕が見た夢の内容だ。キミも分かるんじゃないか？」


「悪夢、山で父に襲われたって事ですか？」


「そう、僕を父があの世へ連れていく夢だろう」


「兄様、」


「いつもの事だ、気にすることはない」


この本に書いた理由は知らないが、僕の事だキマグレで書いたんだろう

他の本を見ると、見た悪夢を全て四文字で書かれていた


「父と母に鈍器で殺される、母の毒入りホットケーキを食べる、、」


「に、兄様、本当に大丈夫ですか？」


「いや、母の毒入りホットケーキは今の記憶でこの前見たから問題はない」


「問題しかないです、兄様」

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