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私を預けられたトントンは
「A、起きろ。」
と声を掛け、私の意識を呼び戻す。
「はっ！
ごめんトントン…！途中で催眠掛けられるってわかったのに…！！」
「普通自覚あったら跳ね除けられるんやけどなぁ。どんだけ掛かりやすいねん。」
呆れたように言われた。
こればっかりは仕方ないと思うんだけど。解せない。
「！
A戻った！？」
こちらの様子に気づくと、シャオくんは嬉しそうに寄ってきた。
「うん。ごめんシャオくん、また迷惑かけちゃったね。」
「迷惑とか思っとらんし！Aを守るんが、俺の使命やからな！」
ふふんと胸を反らすシャオくん。
「そっか。ありがとう。」
感謝を伝えるも、どこか居心地が悪そうにしているシャオくん。
どうかしたのかと思っていると
「あのな、コボルトって犬の要素が入っとるんよ。だから今のAの近くに居るとゾワゾワすんねん。」
ごめんな？とまるで飼い主の言いつけを破った時の犬のような目で見つめる。
「シャオくんが謝ることじゃないよ！
ごめんね、今離れるから。」
そう言って離れようとすると
「あ、俺全然そんなこと無いんで俺のとこ来る？」
とショッピくんに手招きされた。
手招きしてくれたしお言葉に甘えてそっちに行くことにした。
ショッピくんのところに着くと、ふわりと抱きしめられる。
「わっ、ちょっ、ショッピく…！？
ぁっ、どこ触っ…んぅっ…！」
「あーやっぱり尻尾もそんな感じなんすね。」
抱きしめられたことについて抗議しようとしたら尻尾をスルスルと撫でられ変な声が出てしまう。
「さっきロボロさんが言ってたじゃないっすかーwなんで自らオオカミの懐に飛び込んできちゃうんすかね？」
しっかりと抱きしめられ抵抗できない私の尻尾を嘲るように撫で回す。
「ひゃ…！ショッピく…それ、やらぁ…！おねが、離して…！」
「んー？しがみついてんのはそっちやないっすか。
それに、
気持ちいいでしょ？」
最後の一言は私にだけ聞こえる声で囁かれた。
吐息が混じり、熱っぽいその声は私を蕩かせるには充分すぎた。
ゾクゾクとする甘い電流が全身を駆け巡る。
「ふっ…んっ……！」
その快感に食いしばって耐えた。
「あーあ…声出してもよかったのに。」
ショッピくんの口振りは残念そうだが声のトーンが楽しそうにしている。
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ウラシル@ひぃ(プロフ) - なづきさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたのなら幸いです。 (2019年11月27日 16時) (
レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - アイリさん» コメントありがとうございます。失礼ながらタイトルがとあるボカロ曲をモチーフにしただけであり内容は関連付けでおりません。申し訳ありませんがリクエストも現在受け付けてはおりません。すみません… (2019年11月27日 16時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
なづき - 素敵な作品をありがとうございます！応援しております！、！ (2019年11月27日 1時) (レス) id: 5b1f2f213c (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - 最初の説明でボカロ曲をテーマにしたと書いてあったので楽しみながら読んだ結果とても面白かったです！リクエスト宜しければですがゴーストルールをテーマにしたお話を作って貰うことは可能でしょうか？宜しければでいいので作ってもらえると光栄です！楽しみにしてます (2019年11月23日 17時) (レス) id: bf188ab197 (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - カフェモカさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたのなら何よりです。また何処かで会う機会がありましたらよろしくお願いします。 (2019年11月22日 16時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウラシル@ひぃ | 作成日時：2019年11月18日 22時
