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「、！
っ〜本当に引かないな！？気味悪いから出てけとか言われても出て行かんからな！？」
「え！？あ、うん、わかった。大丈夫だとは思うけど。」
グルッペンが珍しく切羽詰まった様子で聞いてきたので驚きつつも返答する。
「、、、グルさんが言うなら俺も言うわ。
細かい年は忘れたけど2000年以上は生きとる。」
「俺は確か1万超えてるか…？」
「……わお」
思わず声に出てしまったが私は悪くないと思う。
『引かないって言ったやんけ！』とグルッペンに頬を引っ張られているがこれは仕方ない。引いてはいないが驚きはする。
「ひいへはい！ひっくいひただけ！」
「うそだ！他のやつのときは声出さなかっただろ！？」
「おおってたよいおうえだったんだおん！いいかげんいたい！はあひて！」
「す、すまない…」
「なんで意思疎通できてんねん。」
このやり取りにトントンがツッこむがごもっともである。
離してもらえたけどまだ頬がヒリヒリする…
「うぅ、まだ痛い。
てかなんで二人共そんなに躊躇してたの？」
「だっていくら加護があるとはいえ人間やのに2000年も生きとるとか自分でもどうなん？って思うし…」
「俺にいたってはやっと人類が文明を興し始めたあたりやぞ？まだ神が地上を闊歩していた時代だ。」
あぁーなるほど？
でも
「確かに予想よりも上だったけどショッピくんの前振りがあったから想定内だったし。」
「あ、マジか。
くっそ言わんかったらよかった…」
何故か悔しがるショッピくん。
なんでよ。言ってよ。
「逆にどれだけ前だったら想定外だったんだ…」
グルッペンが溜め息を吐きながら独りごちた。
うーん？何年前かな？人類が誕生する前とか？いやでも他の人ならまだしもグルッペンなら有り得そう。
「地球の誕生と共に生まれた…とか？」
「それが可能なのは原初の神々くらいだな。」
ふははと安心したように笑われたが、実際そう言われていたとしても引く気がしないから恐ろしい。
「うん、皆のことが知れて良かった。ありがとね。」
ニパリと笑って居間を出る。
あれだけ長く生きてきて、きっと多くの人と出会う機会があったはず。
それでも少し手を差し伸べただけの私や父にあれほどの信頼を寄せてくれているということは、それだけ彼らに手を差し伸べる人が少なかったということだろう。
彼らと人間が共存できるような世の中になってくれるよう願わずにはいられない。
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ウラシル@ひぃ(プロフ) - なづきさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたのなら幸いです。 (2019年11月27日 16時) (
レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - アイリさん» コメントありがとうございます。失礼ながらタイトルがとあるボカロ曲をモチーフにしただけであり内容は関連付けでおりません。申し訳ありませんがリクエストも現在受け付けてはおりません。すみません… (2019年11月27日 16時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
なづき - 素敵な作品をありがとうございます！応援しております！、！ (2019年11月27日 1時) (レス) id: 5b1f2f213c (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - 最初の説明でボカロ曲をテーマにしたと書いてあったので楽しみながら読んだ結果とても面白かったです！リクエスト宜しければですがゴーストルールをテーマにしたお話を作って貰うことは可能でしょうか？宜しければでいいので作ってもらえると光栄です！楽しみにしてます (2019年11月23日 17時) (レス) id: bf188ab197 (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - カフェモカさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたのなら何よりです。また何処かで会う機会がありましたらよろしくお願いします。 (2019年11月22日 16時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウラシル@ひぃ | 作成日時：2019年11月18日 22時
