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side.黄
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打ち合わせ。
前回までの改善案と、今回進めるところ。
今日は忙しくなりそうやな。
何せ、時間がない。
本人には絶対言わへんけど、
重岡のこと、色々あって。
次のライブの演出とか、捌けるタイミングとか回数とか。
あいつの体調をかなり考慮した上で進めなあかんから。
今回は身体の問題だけやなくて、心の問題もあるわけやし。
ご飯が食べられなくなったりだとか。
少しずつ、少しずつやけど快方には向かってきとるみたいやったからこのまま進めていけたらと思ってたんやけど。
赤「……」
なんでやろうな、
黄「… 大丈夫か？」
上手いこといかへん。
部屋に入ってきた瞬間に分かる、顔色の悪さ。
足元のフラつき具合。
不自然に丸まった背中。
黄「…… しげ、」
嫌な予感しかしない。
赤「う…っ 、 ぅ！」
黄「ちょ、」
ごぽっ！ って鈍い音がしたかと思えば、目の前でいきなり大量に吐いたしげ。
赤「あっ…… ぁ、」
ぺたん、とその場に座り込んで必死に呼吸を整えとる。
多分、自分でも何が起きたんか理解出来てへんのやろうな。
赤「……」
俯いて、何度も何度も背中が波打って。
黄「まだ気持ち悪い？」
それでも何故か、手で口元を押さえてその場から動こうとしない。
黄「トイレ行くか？」
またいつ吐いてもおかしくない状態やし、ここよりトイレの方が落ち着けるやろうしって思って身体を支えようとすれば、
黄「え…？」
思いっきり振り払われた。
黄「しげ？」
赤「っ 、ごめんっ…」
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作者名：モム
| 作成日時：2022年1月23日 12時
