嘘つきはしんどいの始まり（緑×赤） ページ47
リクエスト
side.赤
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ジリリリリリリ、というけたたましい目覚まし時計の音が耳元で鳴り響いて目が覚めた。
いつもより良い目覚めやないなぁ…なんて思いつつ、起き上がるとすぐに異変に気付く。
ぐらぐらと視界は揺れて、頭はガンガンと鈍く痛んだ。
赤「はぁっ…」
吐き出したため息さえ、いつもより数倍熱いことに自分で気が付くレベル。
やってもうた。
そんな悔しいような、情けないような感情がぐるぐると頭の中を回る。
今日は休めへんし、薬を飲むために喉を通らへんパンを無理矢理詰め込んだせいで吐き気までしてくるし。
最低限の支度を済ませて、後は迎えが来るまでひたすらソファーで横になっとった。
こういう時、いつも早めに起きるようにしててよかったってつくづく思うんよね。
楽屋に着いてもまだ誰も来てへんくて、朝と同じようにソファーに横になった。
赤「…さんじゅう、くどにぶ…………」
家で測ってきた熱は見事に高熱で、自分でも呆れるほど。
声に出して呟いてみても怠さは軽減されるどころか、こない小さな独り言でさえ、頭が割れそうなほどに痛む。
もはや目まで隠れそうな勢いでマスクを上にあげて、ひたすら気分の悪さに耐えてると
黄「あれ、誰もおらんし」
どうやら淳太が来たっぽい。
赤「…おるー……」
黄「あぁ、なんや来てたんか」
赤「…今日ちょっと体調悪い 、」
隠す気にもなれんくて、淳太には正直に言っておこうと思ったんやけど
黄「…お前、嘘つくん好きやなぁ」
まさかの冗談やと思ってやがる。
赤「いや、今日はほんまに……」
黄「もう騙されへんからな。 この前もいきなりお腹痛い、とか言うてしゃがみ込むから心配してやったのに変な虫のおもちゃ投げてきやがって」
赤「…変な虫やなくて、 ごきぶり」
黄「なんでもええわ」
うそ、ほんまに冗談やと思ってるやん。
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モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜（ ; ; ）移行先で書かせていただきますね…！ (2018年11月14日 21時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました；リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか？^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…！ ぜひ書かせて頂きますね(^｡^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです！もしよろしければよろしくお願いします(･･*)これからもひっそりと読ませていただきます〜！ (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜（；＿；） (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2018年8月28日 22時
