【ドラクエ8】空と海と大地と僧侶と聖堂騎士と

33.石像？-ライドンの塔- ページ38

「わぁ、空まで続いてそう」
「おいおい、この大変な時にこれを登るのかよ」
「お弁当持ってくればよかったなぁ」
「兄貴のおにぎりならあっしに任せてくだせぇ」

ライドンに会いに、彼が今も建設し続けている塔を目の前に、各々が感想を述べる。

入ってみると通路ごとシーソーのようになっている仕掛けと石像だらけだ。
「そこらへんにある石像の重さを使って、シーソーを上手く動かせば上に登れそうだね」
「ああ。階段の連続よりはマシだぜ」
「石像運びは任せてくだせぇ。謎解きは兄貴達に任せるでげす」

そう言って早速ヤンガスが石像を持ちあげると、ぐるりと石の顔だけが動く。

「もしかして、うごくせきぞうじゃ·····？」
Aが言うやいなや、うごくせきぞうとヤンガスは一旦見つめ合った後、ほぼ同時に攻撃を繰り出す。

ヤンガスがなんとか敵を倒してみんなの方を見ると、3人とも堪えきれず大笑いしている。
「あっしが大変な時に加勢に入るどころか笑ってるなんて酷いでげす！」
「いやまさか石像と間違えて魔物を抱っことは·····」
言いかけながらエイトは俯いてまた笑う。
「オレには思いつかない手段で和ませてくれるよな」ククールも茶化す。
Aは、うごくせきぞうから受けたヤンガスのダメージを回復するが、やっぱり思い出してしまい、笑いながら呪文を唱えた。

ゼシカと会ってからずっと元気がないようだったAに笑顔が戻ったようでククールは安心する。

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