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31.屋敷への招待-リブルアーチ- ページ36

ハワードという屋敷の主人は自称、大呪術師らしい。
「クラン・スピネルという宝石があれば強力な結界で対抗してみせよう。
彫刻家のライドンという男が持ってるだろうから、よろしく頼んだぞ」
あれよあれよという間にエイト達はハワードのペースに乗せられていた。

ゼシカの襲来を予知していたようでハワードの魔力や結界のことも信用してよさそうだが、チェルスという小間使いの男を余りにぞんざいに扱うのが気になるところだ。

「今すぐライドンさんがいる塔に向かいたいところだけど、暗くなってきちゃったね」
エイトが言う。
「今日ゼシカは退散したわけだし、早々にはこねぇだろう」
「塔は魔物も居るって言ってたでげす」
今日は各々準備をして明日の出発備えることに皆賛成する。

Aは1人で買い物に行き、宿に帰ろうとしていると、チェルスが黒い大きな犬の世話をしているのが見えた。
「先程はハワード様を助けていただきありがとうございました!」
こちらに気付き、お礼を伝えて駆け寄るチェルスは至る所に怪我をしており、Aはついホイミをする。
「ありがとうございます·····!あなたもとても強力な魔法を持っているのですね」
「いえ、私は回復だけですし、それに·····」
自分で覚えた呪文が何なのか分かってすらいないことを伝えようとしたが、会って間もない相手にわざわざ伝えることでもないか、とAが口を閉ざす。
その様子を見てかチェルスが提案する。
「呪文でお困りのことでしたら、ハワード様にお伺いするといいですよ!」
「え?でも急に行ったら迷惑じゃ…?」
「あなた方なら歓迎されていますし、また来るであろうあの女魔導師に備えられるようなことであればなおさらです」
それもそうかも、とAは妙に納得し、チェルスに連れられ屋敷に入って行った。

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装備を整えたククールは宿に帰ろうとしていたところ、
Aがハワードの屋敷に入っていく光景を見かける。
妙な組み合わせだし、なんでまたあの屋敷に…?
気になるけど、あのデブの偉そうなおっさんにはあんまり会いたくねぇなあ。

32.夕暮れさんぽ-リブルアーチ-→←30.不機嫌な女魔導師-リブルアーチ-



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yuki(プロフ) - 雪娘さん» はじめまして!読んで頂いて、とても嬉しい感想まで送っていただき、本当にありがとうございます!!私自身、ゲームを再履修しつつ楽しみながらまったり更新していますが、まだまだ続く予定ですのでよろしければ楽しんでいってもらえれば幸いです。 (2022年7月1日 13時) (レス) id: 83e0478cb4 (このIDを非表示/違反報告)
雪娘(プロフ) - 初めまして。最近ドラクエにハマって、ククール好きかもと思っていたところに私好みの文章と夢主な作品だったので思わず感想送ってしまいました。続き楽しみにしてます。 (2022年7月1日 3時) (レス) id: 4b3493cea0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuki | 作成日時:2021年12月30日 23時

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