25. 決戦-闇の遺跡- ページ30
エイト達は全員で扉を開けた。
部屋の中央で、力を蓄えていた様子のドルマゲスがこちらを見て笑う。
「悲しい。悲しいなぁ。
せっかくこんな所まで来たというのに、その願いもかなわぬまま……。みんなこの私に殺されてしまうのですから!」
それ以上言葉を交わす意味なんてない。
エイト達が構えた瞬間、ドルマゲスは分身する。
「3人になったでげす!?」
「めんどくせーな、1匹ずつやるぞ!」
ククールの言う通り、狙いを絞った方が受けるダメージも少なそうだ。
4人が攻撃、Aはひたすら回復に回るが、ときどきガレキを投げる攻撃が堪える。
ゼシカとAに連続で当たるとまずいな、
とエイト達が思ったのを見透かすように二人に集中してガレキが飛んでくる。
「きゃっ‼︎」
一発は当たったもののあまり痛くない。
おそるおそるAは目を開けると
エイトとヤンガス、ククールが立ちはだかっていた。
「正直連続で当たったらやばかったから助かったわ」
とゼシカも無事なようだ。
「大丈夫!?」
Aは急いで全員を回復する。
自分の服から守りのルビーが覗く。
がれきを受け止めてくれた3人とルビーのおかげで生き延びたこと、
バザーの後二人で話す機会が減ってしまい、ククールにそれを渡しそびれていたことを思い出す。
ドルマゲスを倒した後、
せめて旅の餞別として渡そう。
だから今はみんなを回復することに集中しなきゃ。
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yuki(プロフ) - 雪娘さん» はじめまして!読んで頂いて、とても嬉しい感想まで送っていただき、本当にありがとうございます!!私自身、ゲームを再履修しつつ楽しみながらまったり更新していますが、まだまだ続く予定ですのでよろしければ楽しんでいってもらえれば幸いです。 (2022年7月1日 13時) (レス) id: 83e0478cb4 (このIDを非表示/違反報告)
雪娘(プロフ) - 初めまして。最近ドラクエにハマって、ククール好きかもと思っていたところに私好みの文章と夢主な作品だったので思わず感想送ってしまいました。続き楽しみにしてます。 (2022年7月1日 3時) (レス) id: 4b3493cea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuki | 作成日時:2021年12月30日 23時