【ドラクエ8】空と海と大地と僧侶と聖堂騎士と

24.この先に-闇の遺跡- ページ29

エイト達は老魔術師に教えて貰った通り、
鏡に魔力を取り戻し、闇の遺跡の祭壇にはめた。

鏡の強い輝きで遺跡の結界が破られる。
遺跡にも光が入り、問題なく探索できそうだ。

「じゃあ行こうか」
エイトが言い、みんなは顔を見合わせる。
誰の目にも闘士が宿っていた。

アルゴリザードをしこたま倒したせいか、バザーで装備を新調したおかげが、
道中の敵にさして苦戦することも無く進む。

「ドルマゲスってなんでこんな所にこもってるんだろ」とAが呟くと
「カミさんと待ち合わせでもしてるんだろ」
とおどけるククール。
何となくククールとギクシャクしていた気がしていたので、いつも通りの調子にAはふふ、と笑う。
それをみてククールも安堵の笑みを浮かべる。

「ヤツが妻帯者だったとは、悔しい気持ちでますます戦意が高まるでげす」
「暗いのが好きなだけよ」
「トーポも暗いとこ好きだし同じ感じかなぁ」
みんなでドルマゲスが遺跡を好きな理由探し大会を開催しながら進んでいた。

だんだんと禍々しい空気に変わってきて、
この先にドルマゲスがいることをみんなが感じ取っていた。
もうじき私たちの旅は終わる。
少し寂しいけれど、絶対にユイを助けて、姫様と王様の呪いも解いてみせる。
全てはこのための旅だったのだから。

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