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20.つかの間の休息-サザンビーク バザー- ページ24

無事に大きなアルゴンハートを手に入れたチャゴス達は城へと帰還した。
サザンビーク城ではバザーが開催されており、
信じられないことに、エイトたちと得たアルゴンハートがありながら、
チャゴスはさらに大きなアルゴンハートを闇商人から買って献上したのだ。
私たちの苦労は何だったんだろう、
と皆同じ感想を抱きながらも鏡を手に入れたので
それ以上は考えないようにしていた。

「兄貴、せっかくだしバザー見ていきやせんか?」
「そうしようか。明日出発しよう、みんな」

今日は自由行動となり、Aはゼシカとバザーを見ることにした。
酒場前のバニーガールに声をかけられて入っていくククールを見かけ、少し苦しくなる。
いつものことなんだけどな。

「あんなの気にしないで今日は買い物しまくるわよ!」
ゼシカが気を使ってか声をかけてくれ、お店を回った。

「わ、きれいだな」
まもりのルビーをみてAは呟く。
それはとても華やかで、つい、ククールに似合いそうだな、と考えてしまった。
アルゴンハートのお礼に買っていこう。

「あ、あれすっごくゼシカって感じ」
ちょうど目に付いたシルクのビスチェを指さす。
「ちょっと、どういうことよ〜」と言いながら、満更でもなく財布を開けるゼシカ。

私も自分の防具欲しいなぁ、と呟くとシルクのビスチェまだあるわよ?とゼシカが勧めてくる。

周りを見渡すと銀のかみかざりが目に留まった。
「かわいい·····!」気に入ったAはすぐに買ってそこで装備していった。
「A、めちゃくちゃそれ似合うじゃない」
ゼシカが褒めてくれて頬がゆるむA。
「私だけ頭の装備無くて寂しかったんだよね」
「エイトとヤンガスはバンダナだのヘンな帽子だの被ってるけど、私とククールはとくに無いじゃない」
「ゼシカは髪結んでるアクセサリーがあるし、ククールはリボンあるじゃん」
ずっと欲しかったんだよね、と少し口をとがらせるAをみて笑うゼシカ。

トロデーン城にいる頃は、妹と姫様とお城の中でお話をすることはあっても、
歳の近い女の子とお買い物なんてする機会なかったなあと考える。
「ゼシカ。お買い物付き合ってくれてありがとう」
「こちらこそよ。お茶でもして帰りましょ」

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yuki(プロフ) - 雪娘さん» はじめまして!読んで頂いて、とても嬉しい感想まで送っていただき、本当にありがとうございます!!私自身、ゲームを再履修しつつ楽しみながらまったり更新していますが、まだまだ続く予定ですのでよろしければ楽しんでいってもらえれば幸いです。 (2022年7月1日 13時) (レス) id: 83e0478cb4 (このIDを非表示/違反報告)
雪娘(プロフ) - 初めまして。最近ドラクエにハマって、ククール好きかもと思っていたところに私好みの文章と夢主な作品だったので思わず感想送ってしまいました。続き楽しみにしてます。 (2022年7月1日 3時) (レス) id: 4b3493cea0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuki | 作成日時:2021年12月30日 23時

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