検索窓
今日:34 hit、昨日:19 hit、合計:10,964 hit

14.ガールズトーク-船入手〜サザンビーク城- ページ17

ひどい歌に耳がやられかけたことを除いては、難無くドン・モグーラを倒してイシュマウリにハープを私たちエイト達は、とうとう古代船を手に入れたのだった。

「しかしよお、ドルマゲスの居場所はわかってるのに遠回りしている気がするぜ」
ククールの苛立ちももっともだ。

闇の遺跡にドルマゲスがいることは突き止めたものの、
遺跡に張り巡らされている結界を解くために必要な
太陽のカガミがあるというサザンビーク城に向かっていた。

どうやらサザンビークには
ミーティア姫の婚約者がいるらしい。

「どんな人なのかしらねぇ」
ゼシカとAはその話で盛り上がっていた。
姫様のような美しくて優しい方に相応しい、きっと素敵な方なんだろうな…。
トロデーン城で働いていたAの妹ユイはミーティア姫の侍女だったので、
恐れ多くもミーティア姫とは、おかげで度々話す機会があったのだ。
おしとやかで、物腰柔らかくて、美しくて。
きっと姫様が元に戻ったら
ククールも目を奪われてしまうんだろうな。
海を眺めながらAは考える。

「で、この前の洞窟はどうだったのよ」
ゼシカがこそっと聞いてくる。
「え?」
「ククールのことよ。二人だったじゃない。
なんかあったわけ?」
ゼシカはずいっと顔を寄せてくる。

洞窟より、私はトロデーン城で祈ってくれたククールが…と言いそうになって、
すっかりゼシカに気持ちがバレていることにようやく気がつく。
「もしかして私ってとっても顔に出てる?」
「まあね〜」
風を気持ち良さそうに浴びながら答えるゼシカ。
これじゃあククールにも
とうに私の気持ちは知られていそうだな。

「なにもないよ。私が勝手に好きなだけ」
苦笑しながら答える。
「ゼシカは?気になってる人いないの?」
「わたし?いないわよ」
「ゼシカの好きな人はお兄さんだもんね」
「ちょっと!この流れで言うとなんか変でしょ!」
「ごめんごめん」

ゼシカと会話を交わしているうちに船がつく。
「わしはミーティアの婚約のこともあるから今回はお前達だけで頼むぞ」
トロデ王とミーティアを背に、太陽のカガミを所有するというサザンビーク城へ私達は向かった。

☆飼育当番と掃除当番→←13.団結-モグラのアジト-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:ドラクエ8 , ククール , 女主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuki(プロフ) - 雪娘さん» はじめまして!読んで頂いて、とても嬉しい感想まで送っていただき、本当にありがとうございます!!私自身、ゲームを再履修しつつ楽しみながらまったり更新していますが、まだまだ続く予定ですのでよろしければ楽しんでいってもらえれば幸いです。 (2022年7月1日 13時) (レス) id: 83e0478cb4 (このIDを非表示/違反報告)
雪娘(プロフ) - 初めまして。最近ドラクエにハマって、ククール好きかもと思っていたところに私好みの文章と夢主な作品だったので思わず感想送ってしまいました。続き楽しみにしてます。 (2022年7月1日 3時) (レス) id: 4b3493cea0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yuki | 作成日時:2021年12月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。