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〜和side〜
ど……うして、？
「翔ちゃんっ！！」
「しっ…翔さん…一体どうし…」
僕と同じように、激しく動揺している
松本と、相葉さん。
「…離せ」
「っ、えっ…」
「離せっつってんだよ」
当の本人は浮かべていた笑みをスっと消し
未だに紅羽の腕を掴んでいる
相葉さんを一瞥した。
見た事のない、親友の鋭い眼光に
相葉さんの瞳が動揺に大きく揺れ
言われた通りに掴んでいた紅羽の腕を
即座に離した。
翔さん
なに、しにきたの……、
言うこと聞かない身体を、無理矢理起こすと
…おお…のさん…？
"み て ろ"
翔さんの後ろで声を発さずに
大野さんの口が 確かにそう動いた。
見てろって、？
何が起きるっていうの
訳が分からない僕を一蹴する様に
「あぁ、そうそう。
俺は東に言いたい事あったから
戻って来たんだ」
「え…？わ、私に…？」
「うん、そう」
そう、返事したきり俺の横をすり抜け
徐々に彼女との距離を詰める翔さん。
急に、話を振られた東さんは
かなり挙動不審になっている。
「…ねぇ、東。」
「なっ…な…に…？」
｢っ、ちょっと！！麻衣に近づかないで！！｣
顔がぶつかりそうな位の至近距離
警戒するように響く紅羽の声が
何故か遠くに聞こえた
かつては意中だった相手に迫られて
東さんの顔はみるみる内に赤くなっていく
すると
｢っ、ちょ…っ！｣
彼女の肩を徐に掴み
彼はそっと顔を近付けた。
「はっ…？」
「しょっ…」
その場は突然の翔さんの行動に騒然となる
「っ、！な、にして…！」
腕を解放された紅羽が
2人を引き離そうと立ち上がった刹那。
・
ズルズルと
その場に崩れ落ちる様に座り込んだ東さん。
「っ…麻衣っ！？」
紅羽が目を見開いて彼女に近づいた。
「な…に言ってるの…？翔くん…？」
「なにって…そのまんまの意味だけど」
声も身体も震えている東さんを
見下すかのように、微笑んだ彼。
誰もが、見惚れる程の綺麗な笑顔
本来の彼が放つ
周りを色めき立たせる筈の空気は
一気に、凍てついた。
目の奥が
笑っていない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
彼が創り上げてきた優等生イメージが
いとも簡単に覆された瞬間だった
｢折角だからさ。聞いてくれる？俺の話｣
そう紡いだ彼に浮かんできたのは
翔さんの仮面の下に隠された素顔だった。
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星羅*(プロフ) - 花鈴さん» 花鈴さん、こんなに感想ありがとうございます！嬉しすぎてニヤけちゃいました笑 ドラマ化だなんて、恐れ多すぎます！(/ _ ; )でもとても励みになりました！良かったらこれからの展開も見守って頂けると嬉しいです♪ (2018年2月4日 18時) (
レス) id: 2635a28bd5 (このIDを非表示/違反報告)
花鈴 - 星羅さん、こんにちは！！いつも愛読させていただいてます！翔君の和と紅羽の助け方かっこよすぎます！泣 もうこのお話、語彙力と世界観がとても良くてドラマ化か小説化してほしい位好きです♪これからの展開もとても楽しみにしていますね！ (2018年2月4日 18時) (レス) id: b10d68b4c1 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - 祐莉さん» 祐莉さん、コメントありがとうございます！勘が鋭い！！その通りですね。相葉ちゃんは、嘘をついていました。その変の真相もこれから順番に明らかになっていきますので乞うご期待ですね！(´∀｀=) (2018年1月9日 22時) (レス) id: 984f6e7432 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。美鈴ちゃんと櫻井君のやりとりには意味があるかなと前から思ってましたが、まさか犯人があの子とは驚きました。でも、そうすると嫌がらせの犯人を見たと言っていた相葉ちゃんは嘘をついたってことかな？ (2018年1月9日 22時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
翔ちゃむ - まさかの自作自演！？想像もしていなかった展開に度肝抜かれました！ちょっと翔君の登場かっこよすぎませんかね。（笑）これからの続きがとても楽しみです！！ (2018年1月9日 22時) (レス) id: e8e7665cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅*
| 作成日時：2017年9月10日 20時
