無題。 (ページ4)

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革命案．４ページ4

*

「うわっ！…イｯｯたぁ…」

「はーいおとなしくしてなー。ダイジョーブ。痛くせぇへんから。」

「兄さん胡散臭っ！」

「うるせぇチーノ、笑うな。」

少女の上に兄さんと呼ばれた男が被さり、チーノと呼ばれた男は傍でその様子を見ている。

(逃げれん)そう思った。
しかし、このまま喰われて堪るか精神で、少女は力一杯脚を振り上げた。

－－ガッッ！－－

「…イッッッッテェ！？」

「……アッハッハッハッハッ！！！」

少女のケリは、とても綺麗に決まった。チーノが大笑いするほど綺麗に。

少女は手を縛られながらも何とか扉の手前まで来たが、鍵が掛かっていて逃げれない。

少女が鍵と戦っている間に、チーノがゆっくりと近づいてきた。

「んｯフフ。きｯｯれｪに決まりましたねぇ……ﾌﾌｯ。ま、もう逃げれんけどな？」

それを聞いた少女は、目を瞑り「助けて」と、呟いた。

その時、チーノのスマホに電話が。

「ん？なんやエエときに…あ、ショッピ？」

「ん、せやで。＿＿＿もうエエか？」

「＿＿＿もうエエで。」

－－カチッ－－

スイッチが、押される音がした。