第4話 ページ7
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「(零……起きろ零!)」
『・・・こんな朝っぱらからなんだ?』
「(人の気配がする……しかも相当の手練と見える!早く逃げろ!)」
逃げる…今まで凛之助は1度も逃げろ!とは言ってこなかった
もうすぐ奇襲をするには好機な山の雨が降るぞ!
とか
今だ!首を狙え!
ぐらいしか言わないのに
「(何をグズグズしている!もうすぐそこまで来てるぞ!)」
『でも、火を消さないと!』
バシャッ
そう言って水をかけた
別に火をつけたまま逃げてもいいのだが燃え広がった時に面倒だしな
・・・それに
こんな美しい建築物、私のいた前世にはもうあまりなかったからだ
「(・・・そうか、確かにお前のいた時代にはあまりこういった組木の建物はなかったな)」
───おい、あまり頭の中を読むな!───
「(別に良いだろう?減るもんじゃあるまいし!)」
そんな会話をしながらも、私は刀を引っ掴んで崩れ掛けの裏門から森の中へ飛び出した
『はァ、はァ、何人来ている?』
「(・・・一人だ)」
『……はぁ?』
小声で呟いた
「(これは
人間ではないな、だが天人でもない
!
動き出したぞ!
こちらに気づいたようだ!
とにかく今は逃げ延びることだけを考えろ!)」
『あぁ!』
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マリン(プロフ) - 銀時に一票で! (2019年3月31日 13時) (レス) id: c00051a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
トワ - 土方さんに一票!すっごい面白いです!! (2018年10月17日 20時) (レス) id: a3cb27966b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)みすず(プロフ) - 土方さんに1票です! (2018年10月7日 7時) (レス) id: 10d589833c (このIDを非表示/違反報告)
雪奈 - 辰馬に1票! (2018年9月23日 22時) (レス) id: 1cb5db4ace (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 面白いです!辰馬落ちに一票! (2018年9月1日 23時) (レス) id: c02ba4ffe7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤狐 | 作成日時:2018年8月20日 0時