[銀魂]赤狐は笑う

第18話 ページ21

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パチッパチパチパチ








炎の音




シャラン…シャラン




錫杖の音




ギシギシッ




縄の擦れる音




『松陽先生！』




俺の叫び声




「あとのことは頼みましたよ






仲間を






みんなを護ってあげてくださいね」









銀時「松陽先生！」









悲痛な叫びは満月の夜空に消えていった









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桂「────ぉい銀時！零！大丈夫か！」




高杉「おい！何があった！」




『・・・・・・』




縄はほどかれていた



私の木刀と銀時の刀が転がっている




「(零、やっと目が覚めたか)」




スゥッ




頬に何かが伝っていく




桂「っ！」




桂はそっと抱きしめてきた




高杉はそっぽを向いている




恐らく何があったのかを察したのだろう




桂「零…銀時が何も喋らなんだ。何があったか言えるか？」




『松陽先生が・・・連れて行かれた』




桂「・・・そうか」




『焼け、ちまったな




銀時』




銀時「・・・いや、焼けちゃいねぇ



まだ、俺達の剣は折れちゃいねぇ！」




桂「・・・銀時、零、しばらくは俺の家に来い。住むところがなくては困るだろう」




『……ありがとう、小太郎』

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