Android 006 ページ6
ピーンポーン………。
ツナん家のインターフォンを鳴らす。
すると、すぐにツナの母さんが出てきてくれて、朝飯を食べてないことを告げるとリビングに通してくれた。
リビングには、ツナとランボ、イーピン、小僧が居て、相変わらず楽しそうだ。
「よぉ、ツナ！邪魔するぜ」
「山本！……と、その女の子は…？」
「こいつは……」
……………………あ、名前、知らねー！
困ったな…。
チラリと女の子を見ても、ただ俺を見つめてるだけし。
「えーと……」
「？ 山本？」
素直に話したほうがいいかな…。
「こいつ、昨日拾った記憶喪失のアンドロイドなんだわ！」
「なにそれーー！！」
ツナのつっこみが、リビングに響いた。
†
美味しい飯を食わせて貰って、ツナの部屋に上がらせてもらった。
「じゃ、じゃぁ、本当に知らない子なんだ……」
「おう。で、小僧ならなんか知らねーかなって」
小僧を見ると、クイっと女の子の顎を持ち上げて、熱心に彼女を見つめている。
「……………………山本。こいつの右目、見てみろ」
「右目？」
女の子の少し掛かった前髪を掻き上げ、その瞳を見つめてみた。
あ……何か、字が書いてある…。
「英語か？」
「いや、違う。イタリア語だ」
エメラルドグリーンの瞳に、金のイタリア文字。
読めない。すると、小僧は心うちを察したのか、俺に教えてくれた。
「イタリア語で、“A”。こいつの名前じゃねーか？」
「A……」
返事をするみたいに、女の子が一つ、瞬きをした。
俺は、「そーだな」と呟き、
「Aって、なんか良い響きだし、お前の名前はAな！」
そう言う。すると、女の子は、
「わかりました」
相変わらずの無頓着な声色で、答えた。
Aで良いってことだよな。
「Aっ」
「はい」
「こいつは俺のダチのツナ！仲良くしてくれよな！」
ツナの肩を組んで、紹介してみた。
Aはこくりと頷き、
「よろしくお願いします。ツナ様」
その言葉に、ツナがたじろいでいた。
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紅うさぎ(プロフ) - チェシャ猫さん» 頑張りますね！！ (2014年7月19日 8時) (携帯から) (
レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫 - いえいえwでは、更新がんばってください！ (2014年7月17日 22時) (レス) id: a58681a0aa (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - チェシャ猫さん» 顔文字が……それは、大変ですね…………こちらこそ、そんな事情があるのは、露知らず……ごめんなさい (2014年7月17日 21時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫 - 誤解させるような文面でごめんなさい。顔文字が使えないという奇妙なトラブルがでてきたので…。 (2014年7月17日 19時) (レス) id: a58681a0aa (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - ayaさん» いえ、こちらこそ、なんかすみませんっ！ (2014年7月15日 21時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
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