きみがいるから仕方ない。 (ページ4)

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「急すぎ・・・」
「ゴメン。だってうれしくて。プロポーズに、うんって言ってくれたから」

「へっ？？？」思わず変な声が出る。
あ・・・っれ、プロポーズ！！？てか、どれ！？？

いや、あの、あれはグループのメンバーとしてずっと一緒にそばにいるっていう意味じゃないの？？！

ジェシーを見たら、なんか嬉しそうに頭の後ろを掻いて俯きながらデレデレしてる。
ちょっとかわいいけど・・・

「いや、あれ、そういう意味じゃなくって・・・っ」声が裏返る。

「もっかいしていい？」
「あのな・・・っねえ聞いてって」
「んちゅ～～～！」
「ジェーースっ！！」

ジェスの身体をどけようと腕を振り回したら、急に「しい～～～！！」て人差し指を立ててきたから、あわあわと自分でも口を抑える。

Jrの子たちが近くを通りすぎて行くのをジェシーの肩越しに見送ったら、ジェシーの顔が真ん前にあった。
「じぇ」名前を呼ぶ間もなく手をどかされ唇を塞がれて、思わず目を閉じる。

首をよじって逃げようとしても追いかけられて、後頭部に舞台の冷たいコンクリートの壁が当たる。
両方の二の腕を強く掴まれる。

両脚の間に長い脚をねじこまれて、おなかにジェシーの体温を感じる。

「こーち、けっこんして。お願い」

舌足らずな声で耳元で囁かれて、思わずぞくぞくするけど、「お願い」には笑っちゃった。

大体「けっこん」て何よ？お前まだ17じゃん！！