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#148_What has Changed〈O2+〉 ページ50

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彼女と同棲を始めて、最近変わったことがある。
それは、ソイとラテが彼女にべったり・・・。




Aちゃんが猫に好かれるのは良く分かってる。




小柄で動きも静かだし、話し声も小さめ。
元々動物好きだし、
猫に好かれやすい要素をたくさん持っている。


のら猫でさえ彼女には気を許して擦り寄ってきてしまうくらいだから
(それは付き合う前に送ってくれた写真で実証済み)
まあ、ある程度はそういうことも予想はしてた、んだけど・・・




なんて言うか想像以上にね？




ソイとラテが俺のところにまったく来てくれない訳じゃないんだけど
明らかにさ、態度が違うんだよね。




Aちゃんは会社から帰宅してから朝出掛けるまで。
俺は深夜に帰ってきてから昼過ぎに出掛けるまで。


2匹と一緒に過ごしてる時間は
あんまり変わらないはずなんだけどなぁ・・・。




その時2匹が、ニャニャニャ！と鳴いた。




「どうしたの？お腹空いた？」




そう言えば最近は、餌やりとかトイレの掃除とか
いつも彼女がやってくれている。


そうか。そういうことか。
お世話してくれる人に懐くのが当然ってことか！
俺、鞍替えされちゃったんだ。苦笑




なんだろうね、この寂しさは。
娘が親から巣立っていくような・・・、




え、娘、、、って、待って、、、？




娘に嫌われる父親って、
もしかしてこんな感じなの？！


娘が母親とばかり仲良くして
無視される父親ってこんな感じなの？！




娘(ソイラテ)、母親(Aちゃん)、父親(俺)って
構図がしっかり出来ちゃってんじゃん！




嘘でしょ！こんなの辛すぎる！！
こんな思いするくらいなら子供は要らないかも・・・




いや、、、！




「Aちゃん！息子ならきっと大丈夫だよね！？」

「・・え？なんの話ですか？」




一姫二太郎とか世間では言うらしいし、
娘に嫌われても息子がいてくれれば
嫌われた時のショックは和らぐかも、、、？




「うん、きっとそうだよ！、ね？！」

「・・・？」




Aちゃんの肩をガシッと掴んで同意を求める俺に
未だソイラテに甘えられている彼女は、
あまりに脈絡のない話を振られ
訳が分からずポカンとしていた。





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