見たくない夢 ページ2
ああ、またあの夢だ
「お前ほんと馬鹿だよな」
あんたよりは頭いいよ
「ちょっと可愛いだけで調子こかない方が
身のためだよw」
調子こいてんのはそっちだろ
「あなたを産んだのが間違っていたわ！」
…お母さんまで私を愛してくれない
でも私は耐えることができた
あの言葉
聞きたくない
何回も夢で聞いた
もう聞きたくない
嫌だ
「ーーーーー」
A「ハァハァ…」
見慣れた部屋
白と黒でできているような色のないモノクロの部屋
私の部屋だ
またこの夢か
もういっそのこと慣れてしまえばいいのに
時計を見ると8時7分だった
今日は土曜日
A「ぐぅー」
私のお腹が鳴っていた
私は恐る恐る階段を降りていった
玄関の靴は私のよく履いているローファーだけだった
A「お母さんがいない…」
久々に家でご飯が食べれそうだ
私は冷蔵庫を開けた
冷蔵庫にはお茶くらいしか入っておらず
お腹を満たすものは何もなかった
A「！？…仕方ない」
コンビニは近いからコンビニでおにぎりを一つ
買いに行こう
私はお気に入りのグレーのTシャツにパーカーを着て
茶色のバックに手を伸ばした
相変わらず茶色のバックにはスカーフがついている
私は親にものを貰った記憶がない
この服などは自分でバイトして(中学生？
買ったものだ
しかしこのスカーフは買った記憶がない
でも捨てる気はないし大切にしないといけない
気がする
ローファーを履き私は外へ出た
今の時期は秋に近づいてきた頃だがまだ暑い
こんな日に外へ出るなんて最悪だ
しかし今日ご飯を逃すと3日間何も食べれない
そんなことを考えていたら
A「嘘！？」
五歳児くらいだろうか
道路にボールが転がっていき、拾いに行っていた
そこまではいいのだか
問題は車が来ており
子供が轢かれそうになっていた
A(あの子は愛をもらっている)
あの子が轢かれるよりも私が轢かれた方が
悲しむ人がいない
私はもう足が動いていた
五歳児に当たらないように五歳児を包むようにして
五歳児を守った
ダン！！
強い衝撃が背中にきた
あの子は泣きながら私を見ているようだ
よかった……
1人でも私は誰かを救えた
そう考えながら私は目を閉じた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チュロ(プロフ) - レーニャンさん» スペルミス！？すいません！今すぐ直させていただきます、そして、伏線については、すいませんが直さず、このままの状態にさせていただきます、間違えを指摘していただきありがとうございます！ (2021年11月19日 21時) (
レス) id: 77e2d90ae3 (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン - 「『逃がす』と言うのは『戦いたくない』という意思」もトリエル戦の伏線だと思います。と言うかそっちの方がメインだと思います。 (2021年10月31日 14時) (レス) @page5 id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン - スペルミスのお知らせです。NG集�靴�Welcmeは正しくはWelcomeです。 (2021年10月31日 13時) (レス) @page29 id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
チュロ - ピー丸さん» 出来たかも知れません！メールを使って送れました！続編で投稿するかも知れません！ (2021年9月29日 20時) (レス) id: 77e2d90ae3 (このIDを非表示/違反報告)
チュロ - ピー丸さん初コメありがとうございます！イラストを載せようにもログインしてないので乗せれなさそうです(>_<)イラストは完成してるのに…！てことでイラスト乗せれなさそうです…申し訳ありません… (2021年9月29日 15時) (レス) id: 77e2d90ae3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チュロ | 作成日時：2021年8月8日 19時
