白銀琥珀の1日。〜I〜 ページ3
皆さん、こんにちは。白銀琥珀です。白銀学園に通っている高校二年生です。
今日は、日曜日。
休日だから、久しぶりに
恋人のAとデートの約束をしてるんだ。
Aは本当に可愛いんだ、自慢の彼女だよ。
それにしても…
早く来ないかな‥。
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A目線
私「ごめん、遅れちゃった!」
ぱたぱたと遠くから走って琥珀のもとへ向かう。
今日は、琥珀と久しぶりの、デートです!!
髪型に気合い入れてきたせいで、少し待たせちゃった…。えへへ。
いつもは、しばっている髪を下ろしてみたんだ!
可愛くできたかな?
琥「待ちくたびれた。何回遅れるの、もう慣れたけど。」
私「ごめん、本当ごめんね!!」
何回も謝る私。
すると琥珀はくすっと笑って、私の顎を掬うと、口付けを落とした。
思わぬ不意打ちに声を漏らしてしまう。
私「…っ急に何するの!」
顔を赤色に染めた。
冷徹そうに見える彼(実際そう笑笑)は、誰よりも彼女を想っていた。
…恥ずかしくて、顔を逸らした。
琥「早く行こ。Aのせいで予定より30分オーバーしてるんだから。」
琥珀はそう言って私の手をとる。
私「どこ行くの?」
琥「この学園内にあるカフェ。新作のスイーツがあるみたいだから。一緒に行こうと思って。」
そんなことまで考えてくれていたなんて、琥珀は優しいなあ…。
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作者名:霖 | 作成日時:2020年6月11日 13時